Drata日本語ガイド記事は、DrataとSafeBaseを使ってコンプライアンスの取り組みを進める方のために、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)が独自に作成したガイド記事です。英語の公式マニュアルの翻訳ではなく、導入から監査、日々の運用までの流れに沿って構成を組み直しています。このページでは、ガイド記事の対象読者と前提知識、全体の構成、対象とするNew Experienceの画面、ヘルプセンターとの使い分け、画面の表記と用語を説明します。
対象読者と前提知識
このガイド記事は、SOC 2やISO/IEC 27001などの国際的なフレームワークへの適合を目指す企業で、GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)を担う責任者・担当者を対象にしています。他のGRCツールからDrataへの乗り換えを検討している方にも、Drataの考え方と画面の構成、乗り換えの進め方が分かるように書いています。
最後の部の「SafeBaseとTrust Center」は、自社のセキュリティーの情報を社外に示す担当者や、顧客から届く質問票(セキュリティーチェックシート)への回答を担う担当者にも読んでいただける内容です。
SOC 2やISO 27001などのフレームワークについて、基礎知識(要求事項の考え方、監査や認証審査の流れなど)をお持ちであることを前提にしています。フレームワークそのものの解説は最小限にとどめ、Drataでどう実現するか、どう運用するかに重点を置いています。
Drataや他のGRCツールの使用経験は前提にしていません。画面の構成と用語は、Drataとはと基本用語集で説明しています。
ガイド記事の構成
ガイド記事は10部114ページで構成しています。
| 部 | 主な内容 | 最初のページ |
|---|---|---|
| はじめに | ガイド記事の読み方、DrataとSafeBaseの概要、基本の用語 | Drataとは |
| 導入の準備 | 導入の流れと体制、フレームワークと適用範囲の決め方、通信の許可設定、アカウントの初期設定 | 導入の流れと体制 |
| フレームワークとコントロール | フレームワークの有効化、SOC 2とISO 27001の進め方、コントロールの準備状況と編集 | 対応フレームワークと有効化 |
| 連携とモニタリング | クラウド基盤やIDプロバイダーなどとの連携、モニタリングテストの結果の読み方と是正 | 連携の全体像 |
| 証跡とポリシー | 証跡とアーティファクトの管理、ポリシーの作成、承認、社員の同意 | Evidenceページと証跡の状態 |
| 要員と端末 | 要員のデータの取り込み、研修とバックグラウンドチェック、Drata Agentによる端末の確認 | 要員のデータの取り込み |
| リスク、ベンダー、アクセスレビュー | リスク登録簿とリスクアセスメント、ベンダーのセキュリティーレビュー、アクセスレビュー | リスク管理の全体像 |
| 監査 | 監査の作成と監査人の招待、監査人からの依頼への対応、内部監査 | 監査の全体像 |
| 日々の運用と自動化 | ダッシュボード、タスク、チケット、ワークフロー、AI機能、API | ダッシュボードで状況を把握する |
| SafeBaseとTrust Center | Trust Centerの構築と社外への提供、ナレッジベースとAIQAによる質問票への回答、SafeBaseの連携 | Trust Centerの全体像と公開までの流れ |
これから導入する場合は、「はじめに」と「導入の準備」の部を順に読むと、初期設定までの流れをつかめます。その後の部は、取り組む機能に合わせて必要なページから読んでください。
対象とする画面
Drataには、New ExperienceとClassic Experienceの2つの画面があります。New Experienceは、ナビゲーション、表、詳細の表示などを作り直した現行の画面です。2026年2月24日以降に作成されたアカウントはNew Experienceだけを使い、それより前からのアカウントは、いつでもNew Experienceに切り替えられます。
このガイド記事は、New Experienceの画面だけを対象にしています。Classic Experienceでは、ページの名前や位置が異なります。Classic Experienceの名称とNew Experienceのページの対応は、基本用語集にまとめています。
【注意】 Classic Experienceを使っている場合は、ログインの後に表示される
Preview the new Drataを選ぶと、New Experienceに切り替わります。切り替えてもデータと権限は変わらず、プレビューの期間中は画面上部のPreviewのメニューからSwitch backを選ぶとClassic Experienceに戻れます。Previewが表示されない場合は、そのワークスペースでまだ有効になっていない可能性があります。
ヘルプセンターとの使い分け
このガイド記事は、導入と運用の流れに沿って、設定の考え方と手順を説明します。個々の連携の設定手順、テストごとの仕様、フレームワークごとの詳しい解説などは、公式のヘルプセンター(英語)を併せて参照してください。
| ヘルプセンター | 主な内容 |
|---|---|
| Drataヘルプセンター | Drataの機能、対応フレームワーク、連携の設定、ポリシーテンプレート、モニタリングテストごとの解説、監査人の画面 |
| SafeBaseヘルプセンター | Trust Centerの編集と設定、アカウントとアクセス申請、ナレッジベース、AIQA、SafeBaseの連携 |
Drataのヘルプセンターは、記事を「コレクション」という単位でまとめています。初期設定は「Getting Started」、機能ごとの仕組みは「Understand the Drata Platform」、連携の設定は「Connection Support」、テストごとの解説は「Monitoring Test Guidance」、監査の準備は「The Auditor Experience」のコレクションにあります。
【運用のポイント】 New Experienceへの移行の期間中は、Drataのヘルプセンターに両方の画面の記事があります。タイトルに「(New Experience)」が付いた記事か、記事の中の「Instructions for the New Experience」の節を参照してください。「Instructions for the Classic Experience」の節は、New Experienceの画面には当てはまりません。
操作を動画やコースで学ぶ場合は、Drataの顧客向けの学習サイトであるDrata Academyも使えます。コースはNew Experienceの画面を中心に作られていて、Drata Academyのサイトか、Drataの画面右上のユーザーメニューのDrata Academyから開きます。コースに登録するには、Drataへのサインインが必要です。
画面の表記と用語
Drataの画面は英語で表示され、日本語の表示設定はありません。このガイド記事では、画面と照らし合わせやすいように、次のように書いています。
| 対象 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 画面のラベル(ページ名、ボタン、項目名、状態のラベル) | 画面の英語のまま、バッククォートで囲む | Controlsページを開き、Test nowを選ぶ |
| 画面のたどり方 | 項目ごとにバッククォートで囲み、矢印でつなぐ | Governance → Personnel |
| 同じ語を一般的な意味で使う場合 | 日本語で書く | コントロールの準備状況を確かめる |
一般的な意味で使う語の訳語は、ガイド記事全体で統一しています。主な訳語は次の通りです。
| 英語 | このガイド記事での表記 | 補足 |
|---|---|---|
| Evidence | 証跡 | 監査基準の用語としてのaudit evidenceだけ「監査証拠」 |
| Personnel | 要員 | JIS Q 27001に合わせる。従業員と業務委託者を含む |
| Control | コントロール | ISO 27001の附属書Aの項目そのものを指す場合は「管理策」 |
| Requirements | 要求事項 | JIS Q 27001に合わせる |
| Audit、Auditor | 監査、監査人 | ISO 27001の認証審査に固有の場面では「審査」「審査員」 |
| Access Reviews | アクセスレビュー | 日本の実務の「アクセス権の棚卸し」に当たる |
| Questionnaires | 質問票 | 日本の実務の「セキュリティーチェックシート」に当たる |
| Vendors | ベンダー | 日本の実務の「委託先」に当たる |
ほかの用語、状態のラベル、ロールの名前は、基本用語集で説明しています。