Risk Insightsは、リスクの状況をグラフでまとめるダッシュボードです。リスクの状況が時間とともにどう変わっているか、どこにリスクが集中しているかを見て、グラフを報告書や関係者への説明に使えます。このページでは、Risk Insightsでリスクの状況をまとめる方法として、表示される指標の意味、フィルターでの絞り込み、リスクの状況を社内に報告するときの使い方を説明します。
Risk Insightsを開く
- 左側のナビゲーションで
Riskを選びます。 Risk insightsを選びます。
Risk insightsが表示されない場合は、組織がRisk Management Proを使っていないか、リスクのページを使う権限がない可能性があります。Adminのロールを持つ人に権限を確かめてもらってください。契約のプランについては、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)にご相談ください。
表示される指標
Risk Insightsには、次のカードとグラフが並びます。
| 指標 | 内容 | 使い方 |
|---|---|---|
Assessment progress | 登録簿のリスクのうち、スコアが付いたリスクと付いていないリスクの数 | 重要なリスクの評価が済んでいるかを確かめる。新しく加えたリスクや一括インポートしたリスクは、スコアを付けるまでほかのグラフに出ないため、評価の漏れを見つける |
Treatment overview | リスク対応(受容、低減、移転、回避など)ごとのリスクの数 | 件数を選ぶと、そのリスク対応で絞り込んだリスクの一覧(All risks)が開き、計画を見直せる |
Risk posture | スコアの区分(Low、Medium、High、Criticalなど)ごとのリスクの数 | 固有リスクで対応前の状態を、残留リスクで対応後に残るリスクを見る。区分を選ぶと、その区分のリスクの一覧が開く |
Risks over time | 選んだ期間のリスクの状況の推移を示す折れ線グラフ | HighやCriticalのリスクが増えているか減っているか、対応の作業で残留リスクがどう変わったかを示す |
Risk heatmap | 評価したリスクを、起こりやすさと影響度の2つの軸に置いた図 | 中程度のリスクに集中しているか、起こりやすさも影響度も高いリスクが多いかを見る。固有リスクから残留リスクに切り替えて、対応でリスクが低い位置に移っているかを確かめる |
Category breakdown | カテゴリーを、含まれるリスクの深刻さの高い順に並べ、カテゴリーごとにリスクを区分で分けた図 | HighやCriticalのリスクが集中しているカテゴリーを見つける。カテゴリーの名前か区分を選ぶと、絞り込んだリスクの一覧が開く |
Risks over timeのグラフのデータは、2024年1月3日以降の分です。それより前のデータは表示されません。
フィルターで絞り込む
ページの上部のフィルターで、表示するリスクを絞り込めます。
| フィルター | 内容 |
|---|---|
Category | 特定のカテゴリーのリスクだけを表示する |
Owner | 特定のオーナーのリスクだけを表示する |
Type | Risk posture、Risk heatmap、Category breakdown、Risks over timeを、固有リスク(Inherent)と残留リスク(Residual)のどちらのスコアで表示するかを切り替える |
複数のリスク登録簿を使っている場合は、既定では見る権限のある全ての登録簿のデータが表示されます。フィルターで1つ以上の登録簿に絞り込めます。Risk Register Ownerのロールのユーザーが絞り込めるのは、自分がオーナーの登録簿だけです。
Risk Insightsのフィルター。複数のリスク登録簿を使っている場合は、登録簿で絞り込める
カテゴリーは、リスクに付けておくとRisk Insightsのフィルターとして使えます。社内で報告したい単位(例外として受容したリスクなど)でカテゴリーを作っておくと、その単位で状況をまとめられます。カテゴリーの作成はRisk Management Proで使えます(リスク登録簿の作り方)。
グラフを書き出す
グラフは、経営層への報告、取締役会の資料、監査のための資料に使えるように書き出せます。
| 書き出す範囲 | 操作 |
|---|---|
| 1つのグラフ | グラフのダウンロードのアイコンを選ぶ |
| 全てのグラフ | Download insightsを選ぶ。今のフィルターを反映したダッシュボード全体のPDFが作られる |
Risk Insightsの画面。右上のDownload insightsで、全てのグラフをPDFにまとめて書き出せる
書き出した内容には、カテゴリー、オーナー、スコアの種類などのフィルターが反映されます。
社内に報告するときの使い方
Risk Insightsは、報告の目的に合わせて指標とフィルターを組み合わせて使います。
| 報告で答えたい問い | 使う指標とフィルター |
|---|---|
| 今、どのリスクのカテゴリーが最も大きなリスクを抱えているか。次の四半期にどこに力を入れるか | Category breakdown。HighとCriticalの多いカテゴリーを示す |
| リスク対応の取り組みで、リスクはどれだけ下がったか | Risk postureとRisk heatmapを、固有リスクと残留リスクで切り替えて比べる |
| リスクは増えているか、減っているか | Risks over timeで、HighとCriticalのリスクの推移を示す |
| リスクアセスメントは済んでいるか、対応は決まっているか | Assessment progressとTreatment overview |
| 担当者ごとの状況はどうか | Ownerのフィルターで絞り込む |
グラフで気になる箇所を見つけたら、グラフの区分やマスを選んでリスクの一覧を開き、必要に応じて登録簿からCSVで詳しい一覧を書き出します。定期的な報告の資料には、PDFの書き出しをそのまま添えられます。
【運用のポイント】 報告の前に、
Assessment progressで評価が済んでいないリスクがないかを確かめます。スコアのないリスクはほかのグラフに出ないため、評価の漏れがあると、実際よりリスクが少なく見えます。