Trust Centerに並べる情報は、管理用の画面のTrust Centerの編集画面(Trust Center Editor)で作ります。カードの中の項目に説明を書いて文書を紐づけ、セクション、カード、項目の順序を整え、閲覧者からの見え方をプレビューモードで確かめてから公開します。このページでは、Trust Centerの編集画面の使い方として、項目への文書の紐づけ、セクションとカードと項目の並べ替え、カスタムの項目の作り方、公開前にプレビューモードで閲覧者からの見え方を確かめる方法を説明します。
編集画面の構成
管理用の画面の左側のナビゲーションでTrust Center Editorを選ぶと、Trust Centerの編集画面が開きます。編集画面には、公開のTrust Centerと同じ並びで、概要(Overview)、コンプライアンス(Compliance)、文書、カードなどのセクションが並びます。画面の右上からは、プレビューモード、変更の履歴(Change Log)、Trust Centerの設定(Trust Center Settings)を開けます。
Trust Centerの編集画面。右上にPreview Mode、Change Log、Trust Center Settingsが並ぶ
Trust Centerの内容は、カードと項目で組み立てます。カードは分類(Compliance、Reports、Policies、Infrastructureなど)、項目はカードの中の個々の情報(SOC 2、ISO 27001、ペネトレーションテストのレポート、再委託先など)です。項目ごとに名前と説明を付け、文書を紐づけます。
項目に文書を紐づける
文書はDocumentsでまとめて項目に紐づけることも、編集画面で項目ごとに紐づけることもできます。Documentsでの操作は文書の掲載と透かしで説明します。ここでは、編集画面での手順を説明します。文書は、OverviewとRisk Profileを除く全てのカードに加えられます。
- 編集画面で、カードのメニュー(縦に3つの点のアイコン)を選び、
Editを選びます。 - 項目の下の
+ Link documentを選びます。 Documentsにアップロード済みの文書から、項目に紐づける文書を選びます。まだアップロードしていない場合は、+ Upload new documentを選ぶと、ブラウザーの新しいタブで文書のアップロードの画面が開きます。Add type...の画面で文書の種類を選び、Saveを選びます。種類を選ばないと先に進めません。紐づけを取り消すにはUndoを選びます。- 必要なだけ2〜4を繰り返し、カードの編集画面の右上の
Saveを選んで保存します。
紐づけを外すには、編集画面で項目にポインターを合わせ、Unlinkを選びます。Documentsからも外せます。
項目の編集。アクセスレベル、項目の種類、説明を設定し、下のLink documentから文書を紐づける
説明の書式と動画の埋め込み
カードの項目の説明やOverviewなど、Markdownに対応した入力欄には、下に「Styling with Markdown is supported」と表示されます。これらの入力欄では、Markdownで見出しやリンクを書けるほか、YouTube(youtube.com、youtu.be)とVimeo(vimeo.com)の動画を埋め込めます。ほかのサイトの動画は表示されません。
動画が表示されないときは、Markdownの書き方に余分な空白や文字の抜けがないか、YouTubeかVimeoで公開された動画か、動画の埋め込みが許可されているかを確かめます。
セクション、カード、項目の並べ替え
セクションの並べ替え
Overview、Compliance、Trusted By、Documentsなどのセクションの位置を変えられます。
- 編集画面の右上の
Re-order sectionsを選びます。 Re-order Trust Center sectionsの画面で、セクションをドラッグして並べ替えます。- セクションの右の
...からは、ほかの設定も選べます。例えば、横に並んでいるOverviewとComplianceを、別の行に分けられます。 Saveを選びます。
Re-order Trust Center sectionsの画面。セクションをドラッグして並べ替える
カードの並べ替え
閲覧者に最初に読んでほしいカードを上に置けます。
- カードのセクションの右上の
Re-order cardsを選びます。 Re-order cardsの画面で、カードをドラッグするか選んで並べ替えます。Save orderを選びます。
カードの中の項目の並べ替え
目立たせたい項目を上に置けます。項目を並べ替えられるのは、Compliance、Documents、項目のカードです。
- カードの右上のメニュー(縦に3つの点のアイコン)を選び、
Re-order itemsを選びます。 - 項目の並べ替えの画面で、項目をドラッグするか、矢印で動かします。
Save orderを選びます。
項目をほかのカードに移す
内容を載せた後の整理に使えます。
- カードを選び、カードの画面を開きます。
- 右のメニュー(縦に3つの点のアイコン)から
Move item to a different cardを選びます。 Move itemの画面で、移す先のカードを選びます。submitを選びます。
次の項目は、ほかのカードに移せません。
| カード | 移せない項目 |
|---|---|
Risk Profile | 全ての項目 |
Security Grades | 全ての項目 |
Legal | 再委託先(Subprocessors)、サイバー保険(Cyber Insurance)、プライバシーポリシー(Privacy Policy)、利用規約(Terms of Service) |
カスタムの項目を作る
あらかじめ用意されたカードと項目に、示したい情報が当てはまらないときは、カスタムの項目を作ります。カスタムの項目は、Documentsのセクションと個々のカードに作れます。ただし、Compliance、Risk Profile、Security Gradesのカードには作れません。
Documentsのセクション、または項目を加えるカードの右上のメニュー(縦に3つの点のアイコン)を選び、Editを選びます。- 画面の下までスクロールし、
+ Add custom itemを選びます。 - 新しい項目に情報を入れ、
saveを選びます。
カスタムの項目を削除するには、項目の右上の赤いごみ箱のアイコンを選びます。
決まった形のカードと項目
いくつかのカードと項目は、比べやすさや正確さのために決まった形になっています。
Risk Profile
Risk Profileのカードは、自社で評価したリスクの状況を、決まった形で示すカードです。項目ごとに決まった質問と回答の選択肢があり、カスタムの項目は作れません。
- 編集画面で
Risk ProfileのカードのEditを選びます。 - 項目の編集のアイコンを選びます。
- 回答の選択肢から1つを選び、必要なら文書を紐づけます。
Saveを選びます。変更は直ちに反映されます。
回答を消すには、回答をNo Answerにします。項目の表示と順序は変えられますが、ほかのカードには移せません。
Security Grades
Security Gradesのカードは、SecurityScorecard、RiskRecon、CIS Score、BitSightなどの第三者のセキュリティー評価を示すカードです。項目ごとに評価の種類が決まっていて、カスタムの項目は作れず、ほかのカードにも移せません。
- 編集画面で
Security GradesのカードのEditを選びます。 - 項目の横の編集のアイコンを選びます。
Gradesの表の「+」のアイコンを選び、評価を加えます。- 評価の名前、説明(任意)、外部の評価のページのURLか評価の対象のドメイン、裏付けの文書(任意)を入れ、
Saveを選びます。
【注意】 第三者の評価は自動では更新されません。評価のサービスで点数が変わったら、手作業で項目を更新してください。評価の基準が予告なく変わり、点数が大きく変わることがあるため、自動で表示せず、確かめてから反映する仕組みになっています。評価を消すには、
Gradesの表から評価を削除して保存します。
取引先のロゴと再委託先
Reviewed and Trusted Byのセクションと、Legalのカードの再委託先(Subprocessors)の項目には、外部のサービス(Brandfetch)から自動で取得したロゴが表示されます。
| 場所 | 手順 |
|---|---|
Reviewed and Trusted By | セクションの右のメニューからEdit Logosを選ぶ。+ Add companyで会社を加え、名前を入力してロゴを選び、右上のSaveを選ぶ。矢印で順序を変え、赤いマイナスの印で削除する |
| 再委託先 | Legalのカードを編集し、+ Add Subprocessorを選ぶ。Search by subprocessor name or informationの欄に入力してロゴを選び、Add subprocessorを選ぶ。目的(Purpose)、所在地(Location)、補足(Additional Details)は任意。行の右端の赤いごみ箱のアイコンで削除する |
ロゴが検索で見つからないときは、「google」ではなく「google.com」のようにドメイン全体を入力します。ロゴが誤っていたり見つからなかったりする場合は、Brandfetchの報告の手続きで報告でき、修正されたロゴはTrust Centerに自動で反映されます。
AIの機能の項目
AIのカードのAI Featureの項目では、自社の製品のAIの機能について、機能名、説明、使っているモデル(提供元、モデルの系統、モデルの名前とバージョン、提供の形態など)を示せます。モデルは+Add modelで複数加えられます。既定では空のAI Featureの項目が1つあり、カードの下の+ Custom Itemで同じ形の項目を加えられます。AIの製品を評価する閲覧者からよく聞かれるため、機能ごとのデータの流れの図などを加えることが勧められています。
外部のサービスの情報を表示する項目
| 連携 | 手順 |
|---|---|
| HackerOne | App SecurityのカードのView Moreを開き、右上のEditを選ぶ。Responsible DisclosureにHackerOneの公開プログラムのリンクを入れてConnect with HackerOneを選び、Saveを選ぶ。バグバウンティーのプログラムの統計がTrust Centerに表示される |
| Statuspage | 一部のプランで使える。ご契約のプランで使えるかどうかは、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)にご相談ください。InfrastructureのカードのStatus Monitoringの項目を編集し、AccessのPublicを選んで、LinkにStatuspageのURLを入れ、Connect with Statuspage.ioを選んでSaveを選ぶ。現在の稼働状況がInfrastructureのカードに表示される。承認したアカウントにだけ見せる場合は、Restrictedを選んでHide Unless Access Grantedをオンにする |
項目ごとの独自のURL
Trust Centerの項目には、それぞれ固有のURLがあります。読みやすいURLを付けると、閲覧者に項目を直接案内しやすくなります。
- 編集画面でカードを開きます。
- メニュー(縦に3つの点のアイコン)から
Create Custom URLを選びます。 - URLにする文字列を入れ、
Submitを選びます。
複数の製品の項目を編集する
Multi-Productの機能で複数の製品を設定している場合は、1つの項目を複数の製品に割り当て、内容を共有できます。項目の編集の画面の上のProduct(s)で製品を選びます。1つの製品だけの場合は、全ての項目がその製品に属するため、選ぶものはありません。
| 操作 | 結果 |
|---|---|
| 製品を加える | 加えた製品にその項目の内容がない場合は、そのまま加わる。内容がある場合は確認が表示され、Delete & replaceを選ぶと、加えた製品の内容が削除され、編集中の内容に置き換わる。2つの内容を合わせることはできない |
| 製品を外す | 既定の項目は、外した製品では空のテンプレートに戻る。カスタムの項目は、外した製品で表示されなくなる |
| 製品を切り離す | Create separate item for “Product”を選び、Separateで確定する。その製品は現在の内容の写しを独立した項目として持ち、以後は別々に編集する |
| 既定の内容に戻す | 既定の項目のメニューのRestore to defaultで、製品の割り当てを変えずに内容をテンプレートに戻す |
項目は少なくとも1つの製品に属している必要があります。
プレビューモードで見え方を確かめる
プレビューモードでは、公開のTrust Centerで閲覧者に見える画面を、そのまま確かめられます。公開の前に、マーケティングや営業、経営層などの社内の関係者に見た目と内容を見せたり、会議で画面を共有したり、スクリーンショットを撮ったりするときに使います。
プレビューモードは、一部のロールを除き、組織メンバーが使えます。組織メンバーでない人は使えません。
- 編集画面の右上の
Preview Modeを選びます。 - 画面の上部で、閲覧者の種類を選びます。アカウント、権限プロファイル、公開の閲覧者(ログインしていない人)のいずれかとして、Trust Centerを見られます。
プレビューモード。上部で、アカウント、権限プロファイル、公開の閲覧者を選んで見え方を確かめる
閲覧者を切り替えて確かめられるため、確かめるたびにサインインし直したり、試しのアカウントを作ったりする必要はありません。特に、権限プロファイルと非表示の項目の設定を確かめるのに役立ちます。
組織メンバーでない人にプレビューを見せる
公開の前に、管理用の画面のアカウントを持たない社内の関係者などにプレビューを見せたい場合は、プレビューモードの制限を外します。
- 編集画面の右上から
Trust Center Settingsを開きます。 Functionalityタブを選びます。Preview ModeのRestrict Accessをオフにします。- プレビューモードを開き、ブラウザーのアドレス欄のURLを共有します。
Restrict Accessをオフにしている間は、Trust Centerのアカウントがなくても、このURLでプレビューを見られます。
このURLは、カスタムURL(https://trust.company.comなど)と違って外部から検索されることはなく、Trust CenterとカスタムURLを公開した後に無効にできます。
変更の履歴(Change Log)
変更の履歴では、組織メンバーが編集画面で行った内容の変更を確かめられます。見られるのはAdminのロールの人だけです。正しい内容が載っているか、誤った変更や身に覚えのない操作がないかを確かめるのに使います。
編集画面の右上のChange Logのアイコンを選ぶと開きます。Actionの列のアイコンにポインターを合わせると、行われた操作を確かめられます。
| 記録される変更(一部) | 記録されない変更 |
|---|---|
| 項目とカードの内容の変更、文書のアップロードと削除、文書の紐づけと解除、カスタムの項目の追加と削除、項目のアクセスレベルの変更、カードの表示と非表示 | カードの順序などの配置の変更、設定の変更、色の変更 |