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リスク、ベンダー、アクセスレビュー / ベンダー管理

TPRM Agentによるレビュー

TPRM Agentでベンダーのレビューを進める方法を説明します。評価基準の作り方、自律性の設定、定期的なレビューの自動化、AIの判断を人が確認する範囲の決め方について解説します。

目次

TPRM Agentは、ベンダーのセキュリティーレビューをAIで進める機能です。Drata AIのチャットのパネルから依頼すると、エージェントがベンダーの資料を集めて処理し、評価基準に照らして評価し、残留リスクの推奨、追加の質問票、最終的な報告書の準備までを進めます。エージェントは、操作の前に人の承認を求め、エージェントが示した状態、評価、判断は、いつでも人が変えられます。このページでは、TPRM Agentでベンダーのレビューを進める方法として、評価基準の作り方、自律性の設定、定期的なレビューの自動化、AIの判断を人が確認する範囲の決め方を説明します。

使うための条件

TPRM Agentを使うには、次の条件がそろっている必要があります。

条件内容
TPRM Agentの権利TPRM Proだけでは使えず、別にAgentic TPRM Assessmentの権利(有料の追加、または対象のプロモーション)が必要
TPRM ProTPRM Proのパッケージが有効になっていること
Drata AI Data ShareデータをDrataのAIの基盤に送ることを許可する、アカウントの設定。既定で有効。組織がAIへのデータの共有を明示的に断っている場合、TPRM Agentは使えない
AI Experiencesユーザーが一人ずつ、Settings → AI Settingsで有効にする。AIの機能を表示するかを決める
ベンダー関係する情報を入力したベンダーが、1件以上登録されていること

条件がそろうと、Criteriaのページを開いて評価基準の一覧を見られます(権利によってはVendors → Criteriaに表示されます)。ページが表示されない場合は、必要な権利のいずれかが足りません。契約で使えるかは、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)にご相談ください。

【注意】 今のところ、TPRM Agentは英語の文書だけに対応しています。

Drata AIのチャット

Drata AIは、Vendorsの全てのページで使えるチャットのパネルです。普段の言葉で入力すると、自社のDrataの実際のデータ(ベンダー、レビュー、評価基準、文書、リスク)をもとに答えたり、作業をしたりします。一般的な知識ではなく自社の記録から答え、サードパーティーリスク管理の範囲にとどまります。

新しい会話を始めると、パネルに3つの質問の例が表示され、入力の代わりに選べます。パネルの上部のボタンで、パネルを閉じる、会話の履歴を見る、新しい会話を始める、ができます。会話は全て履歴に残り、検索できます。

Drata AIのチャットのパネル Drata AIのチャットのパネル。質問の例を選ぶか、下の欄に入力する

チャットで頼めることは、2種類あります。

種類内容
質問データを読んで答える。例えば、取引中のベンダーの数や、固有リスクが高いベンダーの数を、推定ではなく実際の件数で答える
作業データを変える。例えば、リスクの名前、影響度、起こりやすさを伝えると、リスク登録簿にリスクを作る

データを変える作業では、エージェントが何をするかを先に示し、承認を待ちます。承認するまで、何も書き込まれません。承認すると変更は直ちに保存されます。開いているページに反映されないときは、ページを読み込み直すか、別のページに移ってから戻ります。エージェントは、文書から結論を出したときは、使った箇所を示すため、出典を確かめられます。

エージェントには、意図的に次の制限があります。

制限内容
話題ベンダー管理に関係のない依頼は断る
範囲自社のアカウントのデータだけを見る。ほかの組織の記録は扱わない
まとめての操作多数の記録をまとめて承認したり削除したりする、大がかりな依頼は、確認を求めるか、範囲を絞るか、断る
個人情報個人についての個人データを求める依頼は断る

チャットでは、ベンダーの名前をはっきり伝えるか、そのベンダーの画面からパネルを開くと、対象を取り違えにくくなります。話題ごとに会話を分け、同じ話題の続きは同じ会話で頼みます。

評価基準を作る

評価基準は、エージェントがベンダーを評価するときに使う基準です。評価基準ごとに、ベンダーについて知る必要があることと、望ましい回答を書きます。エージェントは、そのベンダーに当てはまる評価基準に照らして資料を評価し、出典とともに結果を示します。

評価基準の項目

項目内容
Criterion name確かめる要件。例えば「管理者のアクセスの多要素認証」「再委託先の開示」
Expected response guideline望ましい回答に含まれるべき内容。エージェントがベンダーの資料と照らし合わせる基準になる。評価基準の一覧ではResponse baselineと表示される
Vendor inherent riskこの評価基準を当てはめる固有リスクのレベル
Severityこの評価基準を満たさなかったときの深刻さ。Low、Medium、Highのいずれかで、必須
Vendor typeこの評価基準を当てはめるベンダーの種類。任意で、空欄にすると全ての種類に当てはまる(一覧ではAll vendor typesと表示される)

当てはめる評価基準の決まり方

エージェントは、一覧の全ての評価基準を使うのではなく、ベンダーの固有リスクのレベルか、ベンダーの種類のどちらかに合う評価基準を選びます。両方に合う必要はありません。例えば、Vendor inherent riskでModerate、Vendor typeでContractorを選んだ評価基準は、固有リスクがModerateのベンダーにも、種類がContractorのベンダーにも当てはまります。

固有リスクのレベルにも種類にも結び付けていない評価基準は、評価に使われません。Drataの固有リスクの枠組みを使っていない場合は、Unscoredを選ぶと、まだ評価していない全てのベンダーに当てはまります。

ベンダーの種類は、ベンダーの情報の画面のInternal detailsで設定します。評価基準の選ばれ方は、この2つの項目で決まるため、ベンダーの固有リスクと種類を正しく保ちます。

Drataの既定の評価基準

エージェントを使えるアカウントには、DrataのGRCのチームが作った既定の評価基準が用意されています。SIG Liteの質問票をもとにしていて、セキュリティー、プライバシー、ESGなどの領域を含みます。既定の評価基準は、全ての固有リスクのレベルと全ての種類に当てはまり、深刻度もあらかじめ割り当てられています。

既定の深刻度は、NIST Cybersecurity Framework(CSF)2.0をもとに決められています。評価基準ごとにCSFの主な機能に対応付け、必要に応じてNIST SP 800-53 Rev. 5の管理策のファミリーを、AIのガバナンスの評価基準にはNIST AI Risk Management Frameworkを参考にしています。

深刻度対象CSFの主な機能
High予防と対応のコントロールProtect、Respond
Mediumガバナンス、検知、基盤の機能Govern、Identify、Detect
Low範囲と開示の項目―

深刻度は、残留リスクのスコアの重み(Lowが1、Mediumが2、Highが3)になり、結果の優先順位付けにも使われます。既定の深刻度は出発点として使い、自社のリスクの許容度やベンダーの使い方に合わせて直します。

評価基準を編集する・加える

評価基準は、Vendors → Criteriaで管理します。

操作手順
1つを編集する評価基準の…からEdit criterionを選び、Expected response guideline、Vendor inherent risk、Severity、Vendor typeを変えてSaveを選ぶ
まとめて変える評価基準のチェックボックスを選ぶと、操作のバーにDeselect all、Assign inherent risk、Assign severity、Assign vendor type、Deleteが表示される
加えるAdd criteriaを選んで項目を入れ、Saveを選ぶ。続けて加えるときはAdd criterionを選ぶ

質問票から評価基準を作る

社内で既に使っている質問票があれば、それをもとに評価基準を作れます。

  1. CriteriaのページでGet Startedを選びます。
  2. 望ましい回答が入った質問票や、社内の手順書を1つ以上アップロードします。
  3. エージェントが質問と回答を取り出し、関係する項目をまとめて、望ましい回答の基準とともに評価基準を作ります。
  4. 作られた評価基準を、保存する前に1つずつ確かめます。全ての評価基準に固有リスクのレベルを割り当てます(必須)。深刻度と種類も設定し、名前と基準を必要に応じて直します。評価基準ごとに、もとになった質問(と回答)が示されます。

作るのには、質問票の大きさによって10〜15分ほどかかります。途中でページを離れても、進み具合は保たれます。

【注意】 質問票から作ると、Drataの既定の評価基準を含め、今の評価基準が全て置き換えられます。既定の評価基準は、CriteriaのページのRestore criteriaでいつでも戻せます。評価基準を手作業でまとめて取り込む機能はありません。

自律性の設定

自律性の設定(autonomy settings)では、セキュリティーレビューの中で、エージェントが自分で進める操作と、人の承認を待つ操作を決めます。この設定は、セキュリティーレビューの中の操作だけに当てはまり、チャットでの質問や1回限りの作業には当てはまりません。

  1. Vendors → Settingsを開きます。
  2. Security reviewタブを選びます。
  3. Edit TPRM Agentを選びます。
  4. 設定を変えます。
  5. Saveを選びます。Cancelを選ぶと、変更は破棄されます。

設定はアカウント全体の既定で、ベンダーごとには変えられません。変更は、これから始めるレビューに当てはまり、進行中のレビューは始めたときの設定のまま進みます。どの設定でも、エージェントが出した結果は、後から確かめて変えられます。

設定選択肢
Criteria preview before assessments(評価の前の評価基準の確認)Automatically assess vendors with the criteria that applies to their inherent risk(確認せずに評価する)、Always ask for confirmation on criteria selected for each security review(毎回確認する)、Only ask for confirmation on criteria first time I'm reviewing a vendor with the agent(ベンダーごとに最初の1回だけ確認する)
Public document collection(公開されている資料の収集)Automatically collect and assess(レビューの作成と同時に集めて評価する)、Ask before collecting public documents(資料があることを知らせ、人が始めるのを待つ)
Inherent risk recommended decision recording(固有リスクの推奨の記録)Automatically record recommended decision(承認なしに記録する)、Surface for confirmation before recording(記録する前に確認を求める)
Residual risk recommended decision recording(残留リスクの推奨の記録)固有リスクと同じ

TPRM Agentの自律性の設定 Vendor settingsのSecurity reviewsのタブ。TPRM Agentの設定で、評価の前に評価基準を確認するかどうかを選ぶ

ヘルプでは、次の3つの組み合わせを例に挙げています。

組み合わせ評価基準の確認公開されている資料の収集固有リスクと残留リスク向いている場面
監督を最大にする毎回確認する集める前に確認する確認を求めるレビューが監査される場合、エージェントを使い始めたばかりの場合、ベンダーとのやり取りを厳しく管理している場合
バランス(既定)最初の1回だけ確認する自動で集める確認を求めるエージェントが収集と分析を担い、判断として記録されるものは人が承認する
処理量を優先する確認せずに評価する自動で集める自動で記録するリスクの低いベンダーが大量にある場合。後から変えられるが、確かめるときには既に判断が記録されている

レビューの流れ

エージェントによるセキュリティーレビューは、Drata AIのパネルの次のチェックリストに沿って進みます。

  1. 評価基準を確かめて確定する
  2. Trust Centerへのアクセスを得る(ベンダーにTrust Centerがない場合は飛ばす)
  3. 資料を集める
  4. 資料を処理する
  5. 評価基準に照らしてベンダーを評価する
  6. 残留リスクを確かめる
  7. レビューを確定して報告書を作る

レビューを始める

始め方手順
Drata AIからベンダーの画面か、DrataのどこかでDrata AIのパネルを開き、そのベンダーのセキュリティーレビューを始めるよう頼む。エージェントが操作の内容を示すので、Confirmを選ぶ
ベンダーの画面からベンダーを選び、TPRM AgentのバナーのStart reviewを選ぶか、Security reviewsタブでCreate reviewを選ぶ

レビューは日付の名前で作られ、Review status: In progressの状態で開きます。レビューの上部には、ベンダーのInherent risk、Residual risk、Reviewerが表示されます。別のベンダーのレビューを始めるときは、チャットの+のアイコンで新しい会話を始めると、会話の文脈が整理されます。

TPRM Agentでのレビューの開始 レビューを始めた直後の画面。左のDrata AIのパネルにチェックリストが、右にレビューの状態と固有リスク、残留リスク、レビューの担当者が表示される

評価基準を確かめる

評価の前に、そのベンダーに選ばれた評価基準を確かめます。一覧は、ベンダーの固有リスクのレベルで絞り込まれています。Edit selectionで、この評価だけの評価基準を加えたり外したりして、Confirm criteriaを選びます。ここでの変更は、この評価だけに当てはまり、Criteriaの一覧は変わりません。

ベンダーにSafeBaseのTrust Centerが設定されている場合は、次の操作も表示されることがあります。

操作内容
Request trust center accessベンダーのTrust Centerの非公開の資料へのアクセスを申請する
Assess public docs only非公開の資料へのアクセスを待たずに、公開されている資料だけで評価を進める。資料が足りない評価基準は、Inconclusiveのまま残ることがある

Trust Centerへのアクセスがなくてもレビューは終えられます。公開されている資料を評価するか、資料を手作業でアップロードするか、Drataから質問票を送ります。

資料を集めて処理する

資料は、レビューのReports and DocumentsのセクションでAdd、Upload Filesを選んでアップロードするか、Drataから質問票を送って、ベンダーが回答とともにアップロードしたものを使います。資料が集まると、エージェントがAIの基盤に取り込んで処理します。処理の間はページを離れても構いません。処理が終わると、エージェントが処理した資料の名前を示すので、Run assessmentを選びます。

評価の結果を確かめる

エージェントは、評価基準の要件ごとに資料を評価し、評価基準ごとに結果を出します。最初の結果はたいてい30〜60秒で表示され、全体は数分で終わります。評価を途中で止めると完全に取り消され、やり直すには評価を始め直す必要があります。

状態意味
Met評価基準の全ての要件を満たしている
Not Met資料から、少なくとも1つの要件を満たしていないことが明らか
Partially Met少なくとも1つの要件を満たしているが、ほかの要件は判断できない
Inconclusive資料の情報が足りず、要件を満たすかを判断できない

評価基準を選ぶと、Status(変えられる)、Analysis summary(判断の理由)、Criterion requirements(要件ごとの結果)、Sources(判断に使った資料の抜粋)が表示されます。判断できなかった結果を受け入れられると判断した場合や、評価基準が自社のベンダーの使い方に関係しない場合、エージェントが知らない事情がある場合は、状態を手作業で変えます。複数の評価基準を選んで、Mark as metなどでまとめて変えることもできます。

残留リスクを確かめる

評価が終わると、エージェントが残留リスクのレベルを推奨します。Recommended residual riskのカードで、Saveを選ぶと推奨をそのまま受け入れ、Review residual riskを選ぶとスコアの内訳を確かめられます。内訳を確かめた後にレベルを変えるときは、Save residual riskを選びます。

スコアは、評価基準ごとの深刻度の重み(Lowが1、Mediumが2、Highが3)に、状態に応じた割合(Metは0%、Partially metは50%、Not metは100%)を掛けた点数を合計して計算します。点数は不足を表し、高いほど結果は悪くなります。Inconclusiveの評価基準はスコアから除かれます。合計の点数を、判断できた評価基準が全て満たされなかった場合の点数で割った割合を、自社のリスクレベルの数で0〜100%を均等に分けた区分に当てはめます。既定の5つのレベルでは、Insignificantが0〜20%、Minorが20〜40%、Moderateが40〜60%、Majorが60〜80%、Criticalが80〜100%です。

状況エージェントの動き
判断できない評価基準が多すぎる残留リスクを推奨しない。人が残留リスクを手作業で設定するか、対象の評価基準を変えて評価をやり直す(資料を加えてやり直す方が、判断できない評価基準そのものを解消できる)
残留リスクが固有リスクより高いResidual exceeds inherent riskの警告を出す。固有リスクが低すぎて、違う評価基準で評価した可能性がある。対象の評価基準を見直すか、資料を加えるか、固有リスクを上げて評価をやり直す

追加の質問票を送る

残留リスクを保存すると、追加の質問票の段階に進みます。満たしていない、または判断できない評価基準が残っている場合は、エージェントが、解消できていない要件ごとに1つずつ質問を作り、Follow-up questionnaireの画面を開きます。

  1. 質問票の名前、質問、回答の形式、もとになった評価基準を確かめ、必要なら直します。
  2. Save draftで下書きとして保存するか、Saveで質問票を仕上げます。
  3. Send Questionnaireを選び、Send to(5件まで)、CC (optional)、BCC (optional)、Subject line、Message to the vendorを確かめます。
  4. Submitを選びます。

送った質問票は、レビューのReports and documentsタブに加わります。ベンダーが回答するまで、エージェントは3日ごとに催促のメールを送ります(頻度はSettingsで変えられます)。ベンダーが回答すると、エージェントが新しい情報を加えて評価を自動でやり直し、結果を示します。

【運用のポイント】 追加の質問票を作る前に、評価の結果を見直し、満たしていると判断できる評価基準や、当てはまらない評価基準の状態を変えておきます。質問の数が減り、ベンダーに送る質問票を短くできます。

レビューを確定する

レビューは、チャットか、レビューの画面で確定します。

確定のしかた手順
チャットから確定したいことをエージェントに伝える。エージェントが判断(Approved、Approved with Conditions、Rejected)を理由とともに提案するので、判断を確かめ、必要なら条件のメモを加えるよう頼む
レビューの画面から右上のFinalize reviewを選び、判断と理由を記録する

確定すると、レビューはReview status: Completedになり、所見、判断、社内メモ、評価に使った資料(Review scope)、全ての評価基準の結果が記録として残ります。確定した後に直す必要があれば、Re-open reviewを選びます。所見と社内メモの残し方は、セキュリティーレビューの進め方で説明します。

定期的なレビューを自動化する

定期レビューの開始日が来たときに、エージェントがレビューを自動で始めるように設定できます。対象になるのは、次の条件を全て満たすベンダーです。

条件内容
TPRM AgentアカウントでTPRM Agentが有効になっている
Trust CenterのURLベンダーの情報の画面に、SafeBaseのTrust CenterのURLが登録されている。ベンダーがSafeBaseに複数の製品を載せている場合は、レビューする製品のTrust CenterのURLを使う
Security OwnerベンダーにSecurity Ownerが割り当てられている。エージェントがTrust Centerにアクセスできないときに、対応を求める知らせを受け取る
定期レビューベンダーの定期レビューが、スケジュールと期限とともに有効になっている

自動化の設定は、アカウント全体に当てはまります。

  1. Vendors → Settingsを開きます。
  2. Recurring reviewsのセクションで、レビューの期限の何日前にレビューを始めるかを設定します。
  3. Use TPRM Agent to automate scheduled recurring reviewsにチェックを入れます。

有効にすると、開始日に、Drataがセキュリティーレビューを作り、ベンダーのTrust Centerへのアクセスが有効かを確かめます。アクセスが有効なら、Trust Centerから資料を集め、エージェントが処理して評価します。この設定をオフにしても、定期レビューは予定通り作られ、質問票も送られますが、エージェントによる評価は行われません。エージェントの評価はAIのクレジットを消費するためです。

【注意】 定期レビューの自動化を有効にすると、Criteria preview before assessmentsの設定にかかわらず、エージェントは評価基準を自動で確定し、人の確認を待たずに進みます。毎回の評価の前に評価基準を確かめたい場合は、自動化を有効にしないでください。

対応が必要になったとき

Trust Centerへのアクセスの申請はベンダーごとに異なり、アクセスのトークンには期限があります。エージェントがTrust Centerに自動でアクセスできないときは、レビューの開始日のおよそ7日前に、そのベンダーに印を付けてSecurity Ownerに知らせます。

知らせ内容
Current vendorsのバナー対応が必要なベンダーがあると、一覧の上部に「Access details needed for upcoming security review」のバナーが表示され、ベンダーの行にAction Requiredのボタンが表示される
メールSecurity Ownerに、同じ件名のメールが、Drataのアクセスの申請の画面へのリンクとともに届く
  1. バナー、ベンダーの行のAction Required、メールのリンクのいずれかから、ベンダーを開きます。
  2. ベンダーの情報の画面のTrust Centerタブを開きます。
  3. SafeBaseのアクセスの申請に必要な項目(役職、会社名など。ベンダーによって異なる)を入れます。
  4. アクセスを申請します。

ベンダーのTrust Centerの管理者が申請を承認すると、SafeBaseからアクセスのリンクを含む確認のメールが届きます。リンクを選んで接続を済ませると、DrataがTrust Centerの資料の収集を再開し、エージェントが評価を自動で続けます。

自動で進んだレビューでも、確定する前に資料を加えたり、エージェントの結果を確かめたりできます。

AIの判断を人が確認する範囲を決める

エージェントの結果は、出発点として扱います。ヘルプの記述をもとに、人が確認する範囲を次のように決めます。

確認の場面人が確認する方法
承認を挟む箇所自律性の設定で、評価基準の確認、資料の収集、固有リスクと残留リスクの記録のそれぞれに、承認を挟むかを決める。既定の組み合わせから始め、自社の評価基準でのエージェントの結果に自信が持ててから、個々の設定を緩める
残留リスク残留リスクは監査で最も詳しく確かめられやすい評価で、エージェントは推奨とともにスコアの内訳を示す。確認を求める設定にしておくと、担当者がその値を明示的に承認した記録になる
評価基準ごとの状態Sourcesの抜粋とAnalysis summaryを確かめ、必要なら状態を変える。状態を変えたときは、理由を社内メモに残す
判断の根拠同じ評価基準でも、ベンダーが出す資料の内容と深さによって結果は変わる。資料が足りず判断できない評価基準が多いときは、資料を加えて評価をやり直す
記録エージェントが自動で記録した判断も、後から変えられる。行われた操作はEventsページで確かめられる
定期レビュー自動化を有効にすると評価基準の確認が飛ばされるため、評価基準を毎回確かめたいベンダーの運用では、自動化を使わない

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このDrataガイド記事は、2026年10月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、Drataヘルプセンターもご覧ください。