Drataには、メールで届く確認コードでサインインする方式と、社内のIDプロバイダーを使うシングルサインオン(SSO)でサインインする方式があります。SSOを有効にすると、管理者を含む全員のサインインがIDプロバイダーの管理下に入るため、設定の前に確かめておくことがあります。このページでは、Drataへのサインインの方式として、確認コードによるサインイン、IDプロバイダーを使うSSOの設定、IDプロバイダーのグループとロールの対応付け、複数の組織の切り替えを説明します。
サインインの方式
Drataへのサインインは、https://auth.drata.comから行います。サインインの方式は、組織の設定と、利用者が属する組織の数によって次のように変わります。
| 方式 | 使う場面 | 流れ |
|---|---|---|
| 確認コード | SSOを設定していない組織 | 仕事のメールアドレスを入力し、メールで届いた1回限りの確認コードを入力する |
| SSO(1つの組織) | SSOを設定している組織の利用者 | メールアドレスを入力すると、IDプロバイダーのサインインの画面に移る |
| SSO(複数の組織) | 複数の組織(テナント)に属していて、SSOを使う利用者 | 最初に確認コードでメールアドレスを確かめ、組織を選んでから、IDプロバイダーでサインインする |
確認コードとSSOは、どちらもDrataが正式に対応している安全な方式です。SSOは、サインインの手間を減らし、認証の管理をIDプロバイダーにまとめられるため、多くの組織で好まれます。
確認コードでサインインする
SSOを設定していない場合は、次の手順でサインインします。仕事のメールの受信箱を開ける状態で始めます。
https://auth.drata.comを開きます。- 仕事のメールアドレスを入力し、
Continueを選びます。 - 入力したメールアドレスに、1回限りの確認コードが届きます。メールを開き、確認コードをコピーします。
- サインインの画面に戻り、確認コードを入力して
Continueを選びます。 - 複数の組織に属している場合や、複数のリージョンにアカウントがある場合は、表示される一覧から使う組織を選びます。
- Drataの画面に移ります。
確認コードはno-reply@drata.comから届きます。届かない場合の切り分けと、メールの許可の設定は、ネットワークとメールの許可設定で説明します。
SSOでサインインする
1つの組織に属している場合
組織でSSOを有効にしている場合は、次の手順でサインインします。IDプロバイダーにアカウントがあることが前提です。
https://auth.drata.comを開きます。- 仕事のメールアドレスを入力し、
Continueを選びます。 - ドメインでSSOが有効になっていると、IDプロバイダーのサインインの画面に移るか、
Continue with GoogleなどのSSOの選択肢が表示されます。 - IDプロバイダーが求めるサインインと多要素認証(MFA)を済ませます。
- 認証が済むと、Drataのサインインの仕組みに戻り、本人であることが確かめられます。
- 複数の組織やワークスペースを使える場合は、一覧から使うものを選びます。
- Drataの画面に移ります。
複数の組織に属している場合
複数の組織に属している利用者は、SSOの前にメールアドレスを確かめます。
https://auth.drata.comを開き、仕事のメールアドレスを入力してContinueを選びます。- メールで届いた確認コードを入力し、
Continueを選びます。 - 一覧から使う組織を選びます。
- その組織でSSOが有効になっていると、IDプロバイダーのサインインの画面に移るか、複数のIDプロバイダーを設定している場合はSSOの選択肢が表示されます。
- IDプロバイダーが求めるサインインと多要素認証を済ませると、Drataの画面に移ります。
SSOを設定する
設定の前に確かめること
| 確かめること | 内容 |
|---|---|
| IDプロバイダーとの連携 | SSOを設定する前に、IDプロバイダーとの連携を済ませておく必要がある。連携が済むまで、ConnectionsページのSSOの選択肢は使えない |
| IDプロバイダーの管理者の権限 | IDプロバイダーでSSOのアプリケーションを作るため、IDプロバイダーの管理者のアカウントが必要 |
| サインインできる人 | SSOを有効にすると、管理者も含めて全員のサインインがIDプロバイダーで管理され、IDプロバイダーから同期されたユーザーだけがサインインできるようになる |
IDプロバイダーとの連携の進め方は、IDプロバイダーとの連携で説明します。
ヘルプセンターでは、SSOに対応するIDプロバイダーとして、Entra ID(Azure AD)、Google Workspace、JumpCloud、OneLogin、PingFederate、PingOne、Microsoft AD FS、Duo、CyberArk、Rippling、Shibbolethなどを挙げています。SSOの接続には、WorkOSの仕組みが使われます。
【注意】 SSOを有効にすると、IDプロバイダーから同期されていないユーザーはサインインできなくなります。Drataの管理者のアカウントが、IDプロバイダーから同期されるユーザーに含まれていることを確かめてから有効にしてください。
設定の手順
- IDプロバイダーとの連携を済ませます。
Connectionsページで使っているIDプロバイダー(Entra ID、Okta、Google Workspaceなど)を探し、連携の手順を済ませます。 ConnectionsページでSingle Sign-On (SSO)を探し、連携を始めます。- 表示される案内に従うと、WorkOSの設定の画面に移ります。使っているSSOのプロバイダーを選びます。
- IDプロバイダーに管理者としてサインインし、案内に従ってSSOのアプリケーションを作って設定します。
- 設定が済んだらDrataに戻ります。アプリケーションに戻るよう求められた場合は、左上のDrataのロゴを選びます。SSOの連携は自動で完了します。
連携をやり直す
SSOの連携をやり直す場合は、連携の削除と接続を1回の作業の中で続けて行います。
ConnectionsページでSingle Sign-Onの連携を選びます。Deleteを選びます。- 状態が切断済みになったら、
Connectを選んで接続し直します。
【注意】 SSOの連携を削除する前に、管理者がほかの方法でサインインできることを確かめてください。主な認証の方式を外すと、全員がサインインできなくなるおそれがあります。サインインできなくなった場合は、Drataのサポートにマジックリンクを依頼して入り直す必要があります。
IDプロバイダーのグループとロールを対応付ける
IDプロバイダーのグループをDrataのロールに対応付けると、グループへの所属に合わせて、Drataのロールが自動で付いたり外れたりします。グループを扱えるIDプロバイダーか、SCIMでDrataとつないでいるIDプロバイダーで使えます。
前提
- IDプロバイダーとの連携か、SCIMの接続を設定している
- IDプロバイダーが、グループの所属の情報をDrataに送るように設定されている
- 設定する人が
Adminロールを持っている
対応付けの手順
Settings→Role administrationを開きます。IdP Group Mappingsのタブを開き、Create Mappingを選びます。Select IdP groupで、対応付けるIDプロバイダーのグループを選びます。SCIMで同期されたグループが表示されます。Assign rolesで、グループのメンバーに付けるDrataのロールを1つ以上選びます。Saveを選びます。続けてほかのグループを対応付ける場合は、保存の前にCreate another mapping on saveを選びます。
Role administrationのIdP Group Mappingsのタブ。Create Mappingから対応付けを作る
Create Mappingの画面。Select IdP groupでグループを、Assign rolesでロールを選ぶ
対応付けを変更するときは、一覧で対応付けを選び、パネルでEdit mappingを選んで、グループを加えたり外したりします。
ロールの付き方
| 場面 | 結果 |
|---|---|
| 対応付けたグループにユーザーを加えた | 対応するロールが付く |
| 対応付けたグループからユーザーを外した | 対応するロールが外れる |
| ユーザーが対応付けた複数のグループに属している | 全てのグループのロールが足し合わされる |
| 1つのグループを複数のロールに対応付けた | 全てのロールが同時に付く |
| 複数のグループを同じロールに対応付けた | どのグループのメンバーにも、そのロールが付く |
【運用のポイント】 グループから付いたロールと、
Role administrationで手作業で付けたロールは別々に扱われ、両方を同時に持てます。ロールをIDプロバイダーのグループだけで管理したい場合は、重複する手作業のロールを外してください。また、IDプロバイダーでグループを削除したり名前を変えたりすると、対応付けが無効になることがあります。グループの構成を変えた後は、Settings→Role administrationで対応付けを確かめます。
Workspace Managerロールは、同じワークスペースでほかのロールと併用できません。対応付けによって、あるワークスペースのWorkspace Managerに別のロールが付く場合は、対象のユーザーを示す確認の画面が表示され、続けるとそのワークスペースでのWorkspace Managerの役割が外れます。ほかのワークスペースでのWorkspace Managerの役割はそのまま残ります。ロールの考え方は、ロールと権限の設計で説明します。
複数の組織とリージョンを使い分ける
1人の利用者が複数の組織に属している場合や、複数のリージョンにアカウントがある場合は、サインインの途中で表示される一覧から、使う組織を選びます。SSOを使う場合も、複数の組織に属している利用者は、最初に確認コードでメールアドレスを確かめてから組織を選びます。
1つの組織の中で、ワークスペースを切り替えるのとは別の操作です。ワークスペースは、サインインした後に、画面左上のワークスペースの切り替えから選びます。
社員のサインイン
ポリシーへの同意や研修などの作業をするだけの社員は、My Drataにサインインします。社員向けの画面は、管理者がどちらの画面を使っているかにかかわらず、常にNew Experienceで表示されます。
- 招待のメールに記載されたリンクを開きます。
- メールアドレスを入力し、会社のSSOか、仕事のメールアドレスに届く確認コードでサインインします。
- My Drataの画面が開きます。
My Drataでの作業は、My Drataで社員が行うことで説明します。
サインインできないとき
SSOのプロバイダーやアカウントの状態のエラーが出ていないのにサインインできない場合は、ブラウザーのキャッシュ、セッションの競合、拡張機能が原因のことがあります。次の順に試します。
- ブラウザーのシークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)で
https://auth.drata.comを開きます。うまくいく場合は、普段のブラウザーのセッションに原因があります。 auth.drata.comのキャッシュとCookieを、期間を全期間にして削除し、ブラウザーを開き直してから試します。- 広告ブロッカー、パスワードマネージャー、セキュリティーの拡張機能などを全て無効にしてから試します。うまくいく場合は、拡張機能を1つずつ有効に戻して原因を探します。
- 別のブラウザーで試します。
- ブックマークやメールのリンクではなく、
https://auth.drata.comを直接開きます。ブックマークが古いURLを指していることがあります。
それでもサインインできない場合は、Drataのサポートに問い合わせます。使っているブラウザーとバージョン、表示されるエラーや動き、シークレットウィンドウでも起きるか、SSOを使っているかを伝えると、調査が進みやすくなります。