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連携とモニタリング / モニタリング

失敗したテストの是正

失敗したテストを直す手順を説明します。検出事項から原因を特定する流れ、担当者へのチケットの割り当て、是正した後の再実行、AIの要約を是正に役立てる方法について解説します。

目次

モニタリングテストが失敗したら、原因を特定し、担当者に直してもらい、テストを実行し直して成功を確かめるまでが一連の作業です。失敗したまま放っておくと、コントロールが準備未完了のまま残り、監査の準備が進みません。このページでは、失敗したテストを直す手順として、検出事項から原因を特定する流れ、担当者へのチケットの割り当て、是正した後の再実行、AIの要約を是正に役立てる方法を説明します。

是正の流れ

失敗したテストの是正は、次の流れで進めます。

  1. Monitoringページで、失敗やエラーのテストを洗い出します。
  2. テストの詳細の画面で、検出事項やエラーの内容から原因を特定します。
  3. 是正の担当者を決め、チケットやタスクで作業を割り当てます。
  4. 担当者が、連携先のシステムの設定や運用を直します。
  5. テストを実行し直し、成功することを確かめます。

検出事項が自社の環境に当てはまらない場合は、是正ではなく、除外や無効化を検討します。判断の仕方は、除外と無効化の使い分けで説明します。

失敗したテストを洗い出す

左側のナビゲーションのCompliance → Monitoringで、Resultの絞り込みをFailedかErrorにします。目的に応じて、ほかの絞り込みも組み合わせます。

目的絞り込み
監査の前に是正が必要なテストを確かめるFrameworkで対象のフレームワーク(SOC 2など)を選び、Failedで絞り込む
特定のコントロールの準備未完了の原因を探すControlで対象のコントロールを選ぶ
連携の不具合の影響を確かめるConnectionで対象の連携を選ぶ
是正の進み具合を追うTicketsで、チケットが進行中か完了のテストを確かめる

組織全体で失敗しているテストは、ダッシュボードのTest trendsからも確かめられます。分類を選ぶと、その分類で失敗しているテストが新しい順に並び、テストを選ぶと詳細の画面が開きます。

原因を特定する

失敗とエラーでは、確かめる場所が違います。

失敗の場合

  1. Monitoringページの一覧で、失敗したテストを選びます。
  2. テストの詳細の画面でFindingsタブを開きます。
  3. 失敗の原因になった項目(例えば、多要素認証が有効でないユーザー)を確かめます。個々の検出事項を選ぶと、詳しい内容を確かめられます。

OverviewタブのLatest resultには、テストが成功しなかった理由が表示されます。クラウド基盤(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud)のテストでは、DetailsのView instructionsで、テストに必要な権限の案内を確かめられます。検出事項は、Download Findingsで、是正の手引き(PDF)と検出事項の情報(CSV)をまとめたZIPファイルとしてダウンロードし、担当者に渡すこともできます。

エラーの場合

  1. Monitoringページの一覧で、エラーのテストを選びます。
  2. テストの詳細の画面で、エラーのメッセージを確かめます。OverviewタブのNext stepsとLatest resultに、確かめる場所の案内が表示されます。
  3. 必要に応じて、Historyタブでエラーになったテストのイベントを選び、生のJSONのデータを確かめます。
  4. APIのトークンの期限切れ、取り消された権限、連携から届かないデータなど、よくある原因を確かめます。

エラーの多くは、連携の権限や設定の不足が原因です。クラウド基盤のテストのエラーは、クラウド基盤との連携で直し方を説明しています。連携そのものの状態は、Connectionsページで確かめます。

【注意】 エラーのテストは準備状況の計算に入らないため、放っておくと、確かめられていないのにコントロールが準備完了のまま表示されることがあります。エラーは失敗と同じように、早めに原因を取り除いてください。

チケットで担当者に割り当てる

是正の作業は、連携先のシステムを管理する担当者(インフラの担当者、IDプロバイダーの管理者など)が行うことがほとんどです。Jiraなどの課題管理のツールと連携していれば、テストの詳細の画面からチケットを作り、担当者に割り当てられます。

項目内容
必要な連携課題管理のツールとの連携で、書き込みの許可(Write Access)が有効になっていること
作れるロールAdmin、Information Security Lead、Workspace Manager(担当するワークスペース)
作る場所テストの詳細の画面のNext stepsのManageにあるCreate ticket、または右側のユーティリティーバーのTickets
入れる内容課題管理のツールで必要な項目(プロジェクト、課題の種類、要約と説明、優先度、担当者など)
作った後チケットはテストに結び付き、テストのチケットの一覧に表示される。対応している課題管理のツールでは、状態が同期される

ワークスペースの機能を使っている場合、テストから作ったチケットはそのワークスペースに結び付き、チケットにワークスペースの名前が入ります。課題管理のツールの側で、どの製品やチームの作業かを見分けられます。

課題管理の連携がない場合は、右側のユーティリティーバーで、タスクを作って担当者に割り当てたり、メモで経緯を残したりします。タスクの扱いは、タスクの管理で説明します。

【運用のポイント】 Jiraと連携している場合は、テストの結果がFailedやErrorになったときに、チケットを自動的に作るルールも設定できます。失敗のたびに手作業でチケットを作る手間が省け、対応の漏れも防げます。設定は、開発と課題管理のツールとの連携で説明しています。

是正した後に実行し直す

担当者が直したら、次の定期の実行を待たずに、テストを実行し直して結果を確かめます。

  1. Compliance → Monitoringで、対象のテストを開きます。
  2. テストの詳細の画面の右上でTest nowを選びます。一覧の行の「…」からTest nowを選んでも構いません。
  3. 結果がPassedになったことを確かめます。結果は、通常は数分で表示されます。

Test nowはMonitoringページの機能です。Controlsページのコントロールの画面からは実行できません。複数のテストを直した場合は、一覧でまとめて選んでTest nowを実行できます。

【注意】 多要素認証や退職者のアカウントの削除を確かめるテストなど、毎日のデータの同期に左右されるテストは、Test nowで実行し直しても、同期が済むまで結果が変わらないことがあります。連携先での変更がDrataに反映されるまで、最長で24時間かかることがあります。すぐに結果が変わらなくても、翌日の結果を確かめてください。

AIの要約を是正に役立てる

カスタムテストが失敗したときは、AIの要約(AI summaries)を使うと、失敗した理由を個々のリソースごとに平易な文章で確かめられます。生の証跡を一つずつ読む手間を減らせます。

項目内容
対象カスタムテストだけ。Drataが用意するテストでは使えない
プラン一部のプランで使える。ご契約のプランで使えるかどうかは、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)にご相談ください
有効にする人Adminロールのユーザーだけが、AIの機能を有効にしたり無効にしたりできる

AIの機能を有効にする

  1. Settingsを開き、ConfigurationのAI settingsを選びます。
  2. AIの機能を有効にして、変更を保存します。

無効にすると、作成済みのAIの要約は表示されなくなり、新しい要約も作られません。

要約を作る

  1. Compliance → Monitoringで、失敗したカスタムテストを開きます。
  2. テストの詳細の画面のLatest resultの欄で、Generate summaryを選びます。

カスタムテストの詳細の画面のGenerate summary 失敗したカスタムテストのLatest resultの欄。Summary of test failuresのGenerate summaryで、失敗の要約を作る

DrataのAIが、テストのロジックと、全てのアカウントで失敗したリソースを分析して説明を作ります。失敗したリソースが多いと、時間がかかることがあります。要約ができると、失敗の説明を入れたCSVファイルがダウンロードされます。CSVファイルには、提供元の名前、アカウントの別名かID、リソースの名前、リソースのID、AIが作った要約が入っています。エンジニアやセキュリティーのチームへの共有、是正の作業の追跡、監査人との話し合いの材料に使えます。

要約を作る前に、失敗の範囲を確かめておくこともできます。テストの詳細の画面のHistoryタブで、提供元の名前、アカウントの別名かID、テストの状態を確かめ、失敗したイベントを選ぶと、生のJSONのデータなどを確かめられます。

【注意】 AIの要約は是正を助けるためのもので、判断の根拠そのものではありません。全ての場面で全ての詳細を拾えるとは限らないため、セキュリティーやコンプライアンスの判断に使う前に、必ず内容を確かめてください。AIを使うかどうかにかかわらず、テストの通常のデータと証跡は全て残ります。

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このDrataガイド記事は、2026年10月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、Drataヘルプセンターもご覧ください。