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SafeBaseとTrust Center / Trust Centerの構築

AIを使ったTrust Centerの作成と検索

Trust CenterのAIの機能を説明します。AIの支援によるTrust Centerの作成、AIで生成する項目の内容、閲覧者がAIで情報を探す検索の機能、AIの出力を公開前に確認する手順について解説します。

目次

Trust Centerを一から作るには、多くの項目の説明を書き、裏付けの文書を探して紐づける必要があります。SafeBaseでは、アップロード済みの文書やナレッジベースの内容をもとに、AIが項目の説明の下書きを作り、担当者は確認と承認に集中できます。公開した後は、閲覧者がAIの検索で必要な情報を探せます。このページでは、Trust CenterのAIの機能として、AIの支援によるTrust Centerの作成、AIで生成する項目の内容、閲覧者がAIで情報を探す検索の機能、AIの出力を公開前に確認する手順を説明します。

Trust CenterのAIの機能

機能使う人内容
AIの支援によるTrust Centerの作成(AI Trust Center Setup)組織メンバーTrust Center全体の項目の説明の下書きを、1つの流れでまとめて作る。最初の作成や作り直しのときに使う
項目ごとの説明の生成組織メンバーTrust Centerの編集画面で、1つの項目の説明を作る、または作り直す。公開した後の個別の更新に使う
Trust CenterのAI検索閲覧者Trust Centerの検索と、AIによる回答(Ask AI)

質問票への回答を作るAI Questionnaire Assistance(AIQA)は、AIQAで質問票に回答するで説明します。AIの支援によるTrust Centerの作成とAIQAの文体の設定は、それぞれ別に設定します。

AIの機能を使う前に

生成AIを有効にする

項目ごとの説明の生成を使うには、Adminのロールの人が、組織の設定で生成AIの機能(Generative AI)を有効にしておく必要があります。無効の場合は、有効にするよう案内が表示されます。

AIが使う情報を載せる

AIの支援によるTrust Centerの作成では、AIはアップロード済みの内容だけを使います。外部の情報源から取り込んだり、記載のないことを推測したりはしません。関係する内容が多いほど、正確で具体的な説明になります。始める前に、次のものを載せておきます。

内容例
文書とレポートSOC 2、ペネトレーションテスト、監査報告書などの、AIが参照できる資料
ポリシー社外向けの説明として要約するポリシー
認証コンプライアンスのフレームワークや認証
ナレッジベースAIが追加の文脈として使える質問と回答

Drataとの連携でDrataのGRCから同期した内容も使われます。項目ごとの説明の生成も、Trust Libraryの内容(ナレッジベースとアップロードした文書)が多いほど、提案の質が上がります。文書をAIの情報源にするかどうかは、文書ごとに設定できます(文書の掲載と透かし)。

Trust Center全体の下書きをAIで作る

AIの支援によるTrust Centerの作成(AI Trust Center Setup)では、項目を1つずつ書く代わりに、下書きを作る項目を選び、AIの文体を設定して、AIが作った説明を確認してからTrust Centerに加えます。この機能は、Adminなどのロールの人が使えます。

下書きを作る

  1. Trust Centerの編集画面を開きます。公開していない製品がある場合は、AIで内容の下書きを作るよう勧めるバナーが表示されます。

  2. バナーのGenerate Draftを選びます。関係する内容を全て加えたかを確かめるチェックリストが表示されます。まだアップロードしていない内容がある場合は、表示されるリンクからDocumentsやナレッジベースに移れます。確かめたらNextを選びます。

  3. 進め方を選びます。

    進め方内容
    Review Step-by-Step(推奨)全ての手順をたどる。下書きを作る項目を選び、文体を設定し、AIが作った下書きを1つずつ確かめてからTrust Centerに加える
    Update Automatically設定の手順を飛ばし、あらかじめ決められた設定で、直ちにTrust Centerに内容を入れる。内容は編集画面に表示され、公開の前に確かめられる。確認の流れは通らない
  4. Review Step-by-Stepを選んだ場合は、AIが選んだ項目の一覧を確かめ、除く項目の選択を外すか、全てを選んで、Nextを選びます。

  5. 文体を設定します。設定は、作る全ての項目に当てはまります。

    設定選択肢
    書き手の視点(Writing Perspective)We / Our(「当社は」のような一人称)、Organization name(組織の名前を使う三人称)、Product name(製品の名前を使う。複数の製品のTrust Centerに向く)、Custom(使う言い回しを入れる)
    詳しさ(Verbosity)Standard(既定。バランスの取れた1段落)、Detailed(より長く詳しい要約)、Brief(要点だけの2〜3文)
    口調(Tone)Conversational(温かく親しみやすい)、Business Casual(親しみやすく簡潔)、Professional(改まった構成)
    追加の指示(Additional Styling Instructions)任意。地域の言葉遣いの好み、書式の決まり、組織で一貫して使う用語などを指示する
  6. Testを選ぶと、いくつかの項目で試しの出力を確かめられます。結果を見て設定を調整してから、Generate Suggestionsを選びます。

下書きを作っている項目は強調して表示され、画面の上部に進み具合が表示されます。項目が多いと時間がかかりますが、ページを閉じても作業はバックグラウンドで続きます。

文体の設定はReview Step-by-Stepの進め方でだけ使えます。Update Automaticallyでは、あらかじめ決められた設定が使われます。

下書きを確認して承認する

下書きができると、編集画面のバナーにReview Suggestionsが表示されます。選ぶと、確認の画面が開きます。確認の画面は、上部の3つのタブで構成されます。

タブ内容
コンプライアンスのバッジ(Compliance Badges)AIが見つけた文書をもとに、Trust Centerに載せる認証やバッジを勧める。バッジと元にした文書を確かめ、Approveで加えるか、飛ばして除く。承認の前に、裏付けの文書を加えることもできる
項目の説明(Item Descriptions)AIが内容を見つけられた項目が、分類ごとに並ぶ。下書きを読み、必要ならその場で編集し、文書を紐づけて(関連の高い順に並ぶ)、Approveのチェックボックスで承認する。Approve Allで全てを承認することもできる。承認した項目は、右上のAdd Approved Items to Trust Centerで編集画面に加える
概要(Overview)AIが作ったTrust Centerの概要の下書きを確かめ、必要なら編集して承認する

AIが十分な内容を見つけられなかった項目は、項目の説明のタブの下に分けて並び、Trust Centerには加えられません。関係する文書を加えた後、項目ごとの説明の生成で埋めます。

確認の途中では、次の操作もできます。

操作内容
Close and Continue Later確認の画面を閉じて編集画面に戻る。下書きと進み具合は保存され、いつでも再開できる
Restart結果が期待に合わない場合に、下書きの作成を最初からやり直す
Preview承認した内容が公開のTrust Centerでどう見えるかを、確認の途中で確かめる

確認を終える

  1. 加え終わったら、Done Addingを選びます。項目ごとの状態の要約が表示されます。

    状態内容
    Added承認し、Trust Centerに加えた
    Approved, not added承認したが、まだTrust Centerに加えていない。Add Hereで、確認の画面を開き直さずに加えられる
    Not approved作ったが、承認しなかった
  2. 要約を確かめたら、Done - discard remainingを選び、表示された確認でDoneを選びます。

【注意】 Done - discard remainingを選ぶと、バナーが消え、AIの支援によるTrust Centerの作成はやり直せなくなります。承認していない下書きが残っていないかを確かめてから選んでください。その後の個別の更新には、項目ごとの説明の生成を使います。

確認を終えたら、Trust Centerをプレビューし、公開の前に配置を整えます。配置の変え方は編集画面と項目の配置で説明しています。

項目ごとに説明を作る

項目ごとの説明の生成では、Trust Libraryの内容(アップロードした文書とナレッジベースの内容)をもとに、社外向けの説明の下書きと、紐づける文書の候補をAIが示します。使うには、Trust Centerの編集の権限が必要です。

  1. Trust Centerの編集画面で、項目を選びます。
  2. 説明の欄の横の、AIのアイコンの付いたGenerate suggestionを選びます。
  3. 表示された画面で、AIが作った説明を確かめます。
  4. AIが勧める、説明を裏付ける3〜5個の文書のうち、紐づける文書の横のリンクのアイコンを選びます。
  5. Set as descriptionを選び、説明を編集画面に取り込みます。
  6. 項目のSaveを選びます。

【注意】 項目のSaveを選ぶまで、変更は反映されません。AIが作った説明は、内容を確かめてから保存してください。

項目ごとの説明の生成の注意点

注意点内容
対象の項目あらかじめ用意された項目だけで使える。カスタムの項目には対応していない
名前を変えた項目用意された項目の名前を大きく変えると、警告が表示される。名前で意味が大きく変わっていても、AIは元の項目の意図に沿って説明を作ることがあるため、特に注意して確かめる
複数の製品Multi-Productの機能を使っている場合は、編集している製品に結び付いたTrust Libraryの内容と、全ての製品に共通(Global)の内容だけを使う。製品の間でセキュリティーの情報が混ざることはない
「Insufficient Information」Trust Libraryに、正確な説明を作るのに十分な情報がない。その項目に関係するポリシー、文書、ナレッジベースの内容を加える
ボタンを選べない組織の設定で生成AIが有効になっているかを確かめる。Adminのロールでない場合は、Adminの人に有効にしてもらう

閲覧者のAI検索

Trust CenterのAI検索では、閲覧者が全てのページを読まなくても、必要なセキュリティーの情報にすぐにたどり着けます。検索には次の2つのモードがあります。

モード内容使える場面
Search検索の語句に合う内容を返す。公開の閲覧者は、Trust Centerの項目と更新情報を語句で検索できる。アカウントメンバーは、Trust Centerの項目、更新情報、ナレッジベース、文書の中身の全てを、AIを使って意味で検索できる常に使える。アクセス申請が承認されると、検索の範囲が広がる
Ask AI生成AIで質問に直接答え、回答に使った情報源を示すSafeBaseの設定で、Trust CenterでAsk AIを使えるようにするトグルスイッチをオンにしている場合に、ログインした閲覧者にだけ表示される

どちらのモードも、閲覧者のアカウントに割り当てた権限プロファイルに従います。閲覧者が見られない内容は、結果にも回答にも含まれません。

Searchは全ての組織で使えます。Ask AIは、SafeBaseの有料のプラン(Foundation Growth、Advanced、Enterprise)で使えます。契約のプランで使えるかは、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)にご相談ください。

Trust CenterのAI検索 Trust CenterのAI検索。SearchとAsk AIのタブを切り替え、文書、ナレッジベース、項目を横断した結果を示す

Ask AIを表示する

閲覧者がAsk AIを使えるのは、SafeBaseの設定で、Trust CenterでAsk AIを使えるようにするトグルスイッチをオンにしている場合です。SafeBaseで生成AIを有効にしている場合、このトグルスイッチは既定でオンになっています。

  1. Settings → Generative AIを開きます。
  2. Trust CenterでAsk AIを使えるようにするトグルスイッチが、オンになっていることを確かめます。

生成AIの設定 Settings → Generative AIの画面。Trust CenterでAsk AIを使えるようにする設定がある

オンにすると、ログインした全ての閲覧者に、権限プロファイルに従ったAsk AIのタブが表示されます。特定のアカウントや権限プロファイルからの見え方は、プレビューモードで試せます。

AIの出力を公開前に確かめる

AIの機能では、担当者が書く代わりに、AIの下書きを確認して承認する進め方になります。公開の前に、次の点を確かめます。

確認すること方法
説明が自社の事実に合っているかReview Step-by-Stepを選び、項目の説明のタブで下書きを1つずつ読み、必要ならその場で編集してから承認する
自動で入れた内容Update Automaticallyを選んだ場合は確認の流れを通らないため、編集画面で内容を確かめてから公開する
紐づける文書が正しいか確認の画面や、項目ごとの説明の生成で示される文書の候補から、説明を裏付ける文書を選ぶ
名前を変えた項目の説明元の項目の意図に沿った説明になっていないかを、特に注意して確かめる
閲覧者からの見え方確認の途中のPreviewや、編集画面のプレビューモードで確かめる

【運用のポイント】 AIは載せた内容だけを使うため、AIの出力の質はTrust Libraryの内容に左右されます。下書きを作る前に、主要な文書とナレッジベースの回答を整えておくと、確認と修正の手間が減ります。

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このDrataガイド記事は、2026年10月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、SafeBaseヘルプセンターもご覧ください。