Drataで監査を受けるには、監査人を登録し、監査を作成して、その監査に監査人を割り当てます。監査人の登録だけでは、監査人は監査にアクセスできません。このページでは、監査を作成する手順として、監査人の登録とアクセスのレベル、対象のフレームワークと監査対象期間の設定、監査人の割り当て、Fieldguideで監査を進める場合の設定、監査人や認証機関を選ぶときに確認することを説明します。
監査を作る前に確かめること
監査を作る前に、次のことを確かめておきます。
| 確かめること | 内容 |
|---|---|
| 監査人のメールアドレス | 監査人は、仕事用のメールアドレスを使う必要がある |
| 監査人の登録 | 監査人が、監査人の一覧(Auditorsタブ)に登録されている |
| 監査対象期間 | 有効な日付の範囲を設定する |
監査人への招待はメールアドレスごとに届き、招待のリンクはそのメールアドレスに結び付きます。無料のウェブメールなどの個人のメールアドレスや、自社のテナントのドメインと重なるメールアドレスで監査人を招待しないでください。監査対象期間の決め方は、監査対象期間とサンプリングで説明します。
監査人を登録する
監査人をAuditorsタブに加えると、監査人のプロフィールが作られます。ただし、それだけでは監査にアクセスできるようにはなりません。監査人が作業を始めるには、監査ごとに監査人を割り当てます。
- 左側のナビゲーションの
Compliance→Auditsを開きます。 - ページの上部の
Auditorsタブを選びます。 + Add auditorを選びます。- 監査人の名前と連絡先を入力します。
- 監査人のアクセスのレベルを入力します。
| アクセスのレベル | できること |
|---|---|
Read Only | 証跡とコントロールを見られる。変更はできない |
Read Only with Downloads | 証跡を見られ、ファイルを書き出したりダウンロードしたりできる |
Auditorsタブで監査人を加える画面。監査人の名前、メールアドレス、監査法人の名前と、アクセスのレベルを入力する
誤って加えた監査人や、関わらなくなった監査人は、Auditorsタブから削除できます。
【注意】 招待した後に監査人の姓名を変える必要がある場合は、監査人自身に変えてもらいます。監査人がDrataにサインインした後、監査の画面に入る前に、右上のアバターのアイコンから
Settingsを開くと、名前、監査法人の名前、使う言語を変えられます。同じメールアドレスで監査人を削除して招待し直しても、名前は変わりません。監査人が別のメールアドレスを使う場合は、そのメールアドレスで招待し直します。
監査を作成する
Compliance→Auditsを開きます。Create Auditを選びます。- 監査の進め方を選びます。
- 監査の詳細として、
FrameworkとAudit periodを入力します。 - 一覧から登録済みの監査人を選ぶか、新しい監査人を加えて、監査人を割り当てます。
- 監査を保存します。
監査の作成の画面の監査の詳細。フレームワーク、監査対象期間、監査前の証跡パッケージを含めるかどうかを設定する
監査の作成の途中では、監査人に前もって渡す監査前の証跡パッケージを含めるかどうかと、含める情報のカテゴリーも選びます。監査の作成時にパッケージを含める設定にすると、後から含めない設定には戻せません。パッケージの設定は、監査前の証跡パッケージで説明します。
監査の監査人を変える
作成済みの監査に監査人を加えたり、外したりできます。
Compliance→Auditsを開きます。- 対象の監査を開きます。
Assigned auditorsの編集のアイコンを選びます。- 監査人を加えるか、外します。
- 変更を確定します。
割り当てられた監査人には、監査にアクセスするための招待のメールが届きます。監査人が招待を受けてサインインするまでの流れは、監査人が見る画面で説明します。
Fieldguideで監査を進める場合
監査法人がFieldguideという監査のツールを使っている場合は、Drataと連携させて、監査人はFieldguideで、自社はDrataで、同じ監査を進められます。連携した監査では、依頼事項の作成と状態の管理はFieldguideが、証跡の管理はDrataが受け持ちます。
| 段階 | 行う人 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 監査人 | Fieldguideに自社を顧客として加え、この監査の案件(エンゲージメント)を作る。自社の担当者をFieldguideに招待する |
| 2 | 自社 | Fieldguideにサインインし、ヘルプの記事に載っている必要な権限の範囲(スコープ)を全て選んで、APIトークンを作る |
| 3 | 自社 | DrataのSettings → Connectionsで、Fieldguideとの連携を作る。Audit Firm Name、Auditor Domain、API Key(作ったAPIトークン)を入力し、保存して接続を確かめる |
| 4 | 自社 | 監査を作り、連携の相手のFieldguideの案件を選ぶ |
Audit Firm Nameには、後で見分けやすいように、監査人や監査法人の名前を入れます。Fieldguideを使う監査法人が複数ある場合は、監査法人ごとに連携を作ります。連携を作ると、連携の状態がConnected、Disconnected、Errorなどで表示されます。APIトークンは認証情報として、安全に保管し、共有します。
連携した監査は、次の手順で作ります。
Compliance→Audits→Create auditを開き、監査の種類にExternal Auditを選びます。Conduct Auditで、Connected Audit Toolを選びます。Configure connected audit toolの欄で、Toolに作ったFieldguideとの連携を選び、監査法人がFieldguideで作った案件を選びます。案件の一覧はすぐに表示されないことがあるため、読み込まれるのを待ちます。- 残りの設定を進めます。最後の確認の画面で、連携先のツールと選んだ案件を確かめてから、監査を作ります。
監査の作成の画面。Connected audit toolを選び、連携先のツールとFieldguideの案件を選ぶ
連携した監査では、通常の監査人の割り当ての手順は飛ばされ、監査人はFieldguideの案件から同期されます。監査対象期間もFieldguideから取り込まれ、Drataでは変えられません。作成した監査には、連携先のツールとしてFieldguideが表示され、監査の上部に、連携している案件と連携の状態が表示されます。
【注意】 作成済みの監査を、後からFieldguideと連携させることはできません。連携させる必要がある場合は、新しく監査を作り、作成の途中で連携を選びます。
Connected Audit Toolが表示されない場合は、Settings→ConnectionsにFieldguideとの連携があるかを確かめます。
連携した監査での証跡の受け渡しは、監査人からの依頼への対応で説明します。
監査人や認証機関を選ぶときに確認すること
監査人や認証機関を選ぶときは、Drataを使った監査の進め方を含めて確認します。SOC 2の監査人を選ぶときに確認することは、SOC 2を進めるで説明しています。ISO 27001の認証機関を選ぶときは、次のようなことを確認します。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 認定 | どの認定機関の認定を受けているか |
| 範囲 | 自社の場合、附属書Aの管理策のうち、範囲の外や適用外になりそうなものはどれか |
| 作業の分担 | Drataのダッシュボードの作業のほかに、何を済ませる必要があるか。どのくらいのコントロールをDrataで確かめられ、どのくらいの証跡を手作業で集める必要があるか |
| 進め方と期間 | 計画から報告書と認証書の発行までの流れと、通常かかる期間。第1段階審査から第2段階審査までの通常の間隔 |
| やり取り | 審査の間に、どのくらいのやり取りが想定されるか。不適合が見つかったときにどう知らされるか。最終の報告書と認証書の前に結果を話し合う機会があるか |
| 現地での審査 | 現地に来る必要があるか。全ての事業所に行く必要があるか |
| 技術の構成 | 自社の技術の構成をどう審査するか。例えば、S3で最も重要なコントロールは何か、Kubernetesにはどのコントロールが必要か |
ISO 27001の認証の流れは、ISO 27001を進めるで説明しています。