Digital Accels

SafeBaseとTrust Center / Trust Centerの構築

ブランディングと独自のURL

Trust Centerの見た目とURLの設定を説明します。ロゴ、色、フォント、ダークモード、バナー画像、フッターの設定、カスタムURLの設定、Cookieのバナーと解析用のスクリプトについて解説します。

目次

Trust Centerは、自社のブランドの一部として社外に示す画面です。色やロゴを会社のブランドの指針に合わせ、「trust.会社のドメイン」のような自社のURLで公開すると、閲覧者は自社の正式なページとして安心して利用できます。このページでは、Trust Centerの見た目とURLの設定として、ロゴ、色、フォント、ダークモード、バナー画像、フッターの設定、カスタムURLの設定、メールのブランディング、Cookieのバナーと解析用のスクリプトを説明します。

Trust Centerの設定を開く

見た目の設定は、Adminのロールの人がTrust Centerの設定(Trust Center Settings)で行います。

  1. Trust Centerの編集画面(Trust Center Editor)を開きます。
  2. 右上のSettingsを選びます。
  3. Appearanceタブを選びます。

Trust Centerの設定には、見た目のAppearanceタブのほか、FunctionalityタブとIntegrationタブがあります。

Trust Centerの設定のAppearanceタブ Trust Center SettingsのAppearanceタブ。色やモードを決めるThemeと、ロゴなどを設定するBrandが並ぶ

色

Themeのセクションで、Trust Centerの色とフォントを設定します。

主の色(primary color)は、RGBやHEXなどの値で入れるか、スポイトのアイコンを選んでブラウザーの画面上の色を拾って指定します。色の細かい設定(Advanced color settings)は、Enterpriseのプランだけで使えます。

色を選ぶときは、文字とその背景の色のコントラスト比を確かめます。コントラスト比が十分にあると、多くの閲覧者が読みやすくなります。ヘルプセンターでは、国際的な指針のWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)の基準として、次の値が紹介されています。

基準小さい文字大きい文字
最低限のコントラスト比4.5:13:1
より高い基準7:14.5:1

色ごとの選び方の目安は、次の通りです。

色選び方の目安
主の色(Primary Color)Trust Centerで最も目を引く強調の色。会社のブランドの色のうち、はっきりした色や明るい色が向いている
カードの背景の色(Card Background Color)主の色とのコントラスト比が十分にあるようにする
背景とヘッダーの色(Background & Header Color)Trust Centerで最も広い面積を占める色
文字の色(Text Color)カードの背景の色とのコントラスト比が十分にあるようにする
リンクの色(Link Color)文字の色と同じにしない。色の違いと下線など、2つの違いでリンクであることが分かるようにすることが勧められている
ボタンの文字の色(Button Text Color)主の色とのコントラスト比が十分にあるようにする

ライトモードとダークモード

全てのプランで、既定ではライトモードが使われます。ブランドに暗い色合いが合う場合は、Dark Modeの切り替えを選んでSaveを選びます。ダークモードの色合いは自動で設定されます。

ダークモードのTrust Center ダークモードのTrust Centerの例

フォント

全てのプランで、Google Fontsの中からTrust Centerのフォントを選べます。

自社のフォントを使う場合は、Use your own custom fontの切り替えをオンにして、フォントのファイルをアップロードします。受け付けるファイルの形式は.woff、.woff2、.ttf、.otfです。自社のフォントのアップロードは、Enterpriseのプランで使えます。また、使えるのはAll Accessの権限がある場合だけです。契約のプランで使えるかどうかは、正規販売代理店(デジタルアクセルズ)にご相談ください。

タイトル、バナー、フッター

Trust Centerのタイトル

公開のTrust Centerでは、ロゴの右にTrust Centerのタイトルが表示されます。既定のタイトルは「Trust Center」で、「Trust & Compliance」「Trust & Security」などに変えられます。

タイトルの前には組織の名前が自動で付くため、タイトルには組織の名前を入れません。組織の名前を変える場合は、SafeBaseのサポートに依頼します。

バナー

Trust Center Bannerでは、Trust Centerの上部のバナーの形を、Medium、Small、Noneから選びます。Mediumには補足の情報の行が入り、Smallではその行が入りません。

バナーの背景の画像(Brand Banner Image)も設定できます。文字やロゴは、Trust Centerの内容の後ろに入ると見づらくなるため、画像や図柄だけのバナーが勧められています。Multi-Productの機能を使っている場合は、製品ごとに別のバナーを設定できます。

項目形式と大きさ
バナーの背景の画像.png、.jpeg、.svg。幅1280px、高さ350px

フッター

Trust Centerの下部に、独自のフッターを表示できます。会社のウェブサイトの下部にあるリンクや著作権の表示、会社の連絡先などを入れられます。

  1. Trust Centerの編集画面からTrust Center Settingsを開きます。
  2. Appearanceタブの左下までスクロールし、Trust Center Custom Footer Textの欄を表示します。
  3. Markdownでフッターの内容を書きます。

ロゴ、リンク、ファビコン、Open Graph Image

Brandのセクションでは、次のものを設定します。

項目内容形式と大きさ
ロゴTrust Centerに表示するロゴ。ドラッグ&ドロップするか、選んでアップロードする余白の少ない高解像度の.png。幅170px、高さ30px
リンク公開のTrust Centerでロゴを選んだときの移動先。既定では組織のウェブサイトのドメイン(https://company.comなど)で、別のURLにも変えられる―
ファビコンブラウザーのタブやお気に入りに表示されるアイコン正方形(16px×16pxか32px×32px)の.icoファイル
Open Graph ImageSNSやSlackなどのメッセージのツールにTrust Centerのリンクを貼ったときに表示される画像.png。幅1200px、高さ627px

カスタムURL

全てのSafeBaseの顧客は、Trust Centerの公開のURLとしてカスタムURLを設定できます。カスタムURLには、WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)による保護が付きます。

URLの形

カスタムURLは、接頭辞.会社のドメインの形にします(trust.company.com、trustcenter.company.io、security.company.aiなど)。company.com/trustのような形には対応していません。

1つのTrust Centerに設定できるカスタムのドメインは1つだけです。ほかのURLも使いたい場合は、DNSのリダイレクトで主のカスタムURLに転送します。

CAAレコードを確かめる

DNSのCAAレコードで証明書の発行元を指定している場合は、事前にCAAレコードを直します。指定していない場合は、この作業は不要です。

カスタムURLのSSL証明書は、CloudflareによりGoogle Trust Services(GTS)を通じて発行されます。DNSの事業者のCAAレコードに、次の値でGTSを加えます。

項目値
flag0
tagissue
valuepki.goog

加えた後のレコードは0 issue 'pki.goog'になります。

カスタムURLを設定する

  1. 組織のドメインを確かめます。カスタムURLは、SafeBaseの組織に登録されたドメインのいずれかに合わせる必要があります。登録されているドメインは、Settings → Organization Info & Billingタブ → Organization SettingsのセクションのDomainsで確かめられます。このドメインは、組織メンバーとして招待し、サインインできる人の範囲も決めます。登録されていないドメインでカスタムURLを作りたい場合は、所有するドメインをSafeBaseのサポートに伝えて加えてもらいます。
  2. SettingsのCustom Trust Center URLのセクションで、カスタムURLにするサブドメイン(trust.company.comなど)を入れます。URLをよく確かめてからSubmitを選びます。後から値を変える場合や、エラーが出た場合は、SafeBaseのサポートに依頼します。
  3. 表示されたCNAMEのレコードと値(company.portals.safebase.ioの形)を、サブドメインのDNSの事業者に加えます。CNAMEのレコードは、プロキシを通さない設定(DNS Only)にします。Cloudflareを使っている場合は、DNSの一覧でプロキシ(オレンジの雲の印)をオフにします。
  4. Refreshを選び、状態を確かめます。値が確かめられると、Publish Trust Centerのボタンが表示されます。公開の手順はTrust Centerの全体像と公開までの流れで説明しています。

カスタムURLの設定 Custom Trust Center URLのセクション。DNSに加えるCNAMEのレコードと、設定の状態が表示される

【注意】 Your subdomainの欄に最初から入っているドメインが、使いたいドメインと違う場合は、Submitを選ばずに、先にSafeBaseのサポートに希望のドメインを伝えてください。この値は、SafeBaseが組織を作ったときに入れたものです。

ほかのTrust CenterのURLを引き継ぐ

Drataの以前のTrust Centerや、ほかのサービスのTrust Centerで使っていたURLを、SafeBaseのTrust Centerにそのまま使えます。URLの向き先は、DNSのCNAMEの値だけで決まります。

  1. CAAレコードが正しいこと(または不要なこと)と、既存のCNAMEのレコードがDNS Onlyであること(または切り替えのときにDNS Onlyにすること)を確かめます。
  2. 先にSafeBaseでサブドメインを入れ、Submitを選びます。
  3. 準備ができたら、以前のTrust Centerを向いている既存のDNSのレコードを、SafeBaseで表示された値(companyname.portals.safebase.ioの形のCNAMEの値)に変えます。
  4. 状態が確かめられたら、Publish Trust Centerを選びます。

DNSの反映の間、数分ほど表示されない時間が出ることがあります。長く続く場合は、SafeBaseのサポートに連絡します。

以前のURLを残したまま、SafeBaseのTrust Centerを新しいURLで公開する場合は、以前のURLから新しいURLにDNSのリダイレクト(通常は301の恒久的なリダイレクト)を設定します。以前のURLを載せた資料を直さずに済みます。

プロキシを通す場合

CloudFrontなどのサービスでカスタムURLをプロキシする場合は、配信元のサーバーが応答せずにエラーになることがあります。カスタムURLを値にしたHostヘッダーを渡す必要があることがあるため、SafeBaseのサポートに相談します。ヘルプセンターでは、プロキシは最後の手段とされています。

メールのブランディング

Trust Centerから顧客(アカウントメンバーや購読者)に送るメールに、会社の色とロゴを付けられます。対象は、更新情報、アクセス申請の承認と拒否、手作業で招待した顧客への招待、顧客がアクセスを取り戻すときのメールなどです。社内の組織メンバーに送る通知は、常にDrataのブランドで、notification@safebase.coから送られます。

メールのブランディングを設定するには、カスタムURLを登録している(公開している必要はない)ことが必要です。既定では、メールは「notifications@カスタムURL」(notifications@trust.company.comなど)から、Trust Centerのタイトルを差出人の名前として送られます。

  1. 次の3つを用意します。

    用意するもの内容
    返信用のメールアドレス(Reply Email)会社のドメインのメールアドレス。メールへの返信を受け取る。返信を受けないアドレスにもできるが、Trust Centerのメールへの返信を受け取るためのアドレスだと分かるもの(grc@company.comなど)が勧められている
    メールの主の色メールの強調の色。HEX、RGB、HSLの値で入れる
    ロゴメールの左上に表示される。背景が透明で横長のPNGが勧められている
  2. SettingsのTrust CenterタブのEmail Notificationsのセクションで、ロゴをアップロードし、主の色と返信用のメールアドレスを入れて、Submit Detailsを選びます。

  3. 表示されたDNS Settingsのセクションの、DKIM TXTとReturn Path CNAMEのDNSのレコードを、DNSの事業者に加えます。

  4. Refreshを選び、レコードを確かめて設定を終えます。

  5. Trust CenterタブのEmail Notificationsの下のSend yourself a preview emailを選び、届いた試しのメールで見た目を確かめます。

【注意】 Proofpoint、Mimecast、Abnormal AIなどのメールのセキュリティーの製品を使っている場合は、差出人の名前(Trust Centerのタイトル)と差出人のアドレス(通常はnotifications@カスタムURL)を許可の一覧に加えてください。メールが途中で止められずに届くようになります。

Cookieのバナー

Enterpriseのプランでは、公開のTrust Centerに自社のCookieのバナーを表示できます。使えるサービスは、Cookiebot、Ketch、OneTrust、Transcendです。

  1. Adminのロールの人が、Trust Centerの編集画面から右上のTrust Center Settingsを開きます。

  2. Integrationタブを選び、右下のCookie Bannerのセクションまでスクロールします。

  3. 一覧から使うサービスを選び、必要な値を入れます。

    サービス入れる値
    CookiebotCookiebotの識別子(Cookiebot Identifier (CbId))。宣言を表示するかどうか(Show Declaration)も選べる
    OneTrustScript IDとScript Path。Auto Blockも選べる

バナーは、Enable Bannerをオンにして連携の設定を保存するまで有効になりません。

Trust Center SettingsのIntegrationタブ Trust Center SettingsのIntegrationタブ。解析用のスクリプト、Advanced SEO、Cookie Bannerのセクションが並ぶ

SafeBaseが使うCookie

SafeBaseは、ダッシュボードの統計、利用者ごとの要求数の制限、セッションの追跡のために、必須のCookieを使います。これらのCookieは、管理用の画面(app.safebase.io)とTrust Centerの公開のURLの両方にあります。ブラウザーで動くツールでCookieを調べる場合は、ほかのCookieが混ざらないよう、新しいシークレット(プライベート)ウィンドウで調べます。

Cookie用途自社/第三者必須
sb.anonymousId2閲覧数などのダッシュボードの統計のための、Segmentのセッションの追跡自社はい
ajs_anonymous_id閲覧数などのダッシュボードの統計のための、Segmentのセッションの追跡第三者はい
GAESAGoogle Cloud Platformのセッションの割り当て第三者はい
__cf_bmCloudflareのボットの管理第三者はい
_cfuvidCloudflareの要求数の制限。無効にするとNATの内側で問題が起きることがある第三者はい
cf_clearanceCloudflareのチャレンジを通過した証明第三者はい
fs_luaFullstoryの利用者のセッションの追跡と、エラーの調査第三者いいえ
fs_uidFullstoryの利用者のセッションの追跡と、エラーの調査第三者いいえ

必須でないFullstoryのCookieを止めたい場合は、SafeBaseのサポートに依頼します。

解析用のスクリプトと検索エンジンの設定

Trust Center SettingsのIntegrationタブでは、ほかのサービスのスクリプトと、検索エンジン向けの設定を入れられます。入れる値の説明は、各欄の「i」のアイコンにポインターを合わせると表示されます。設定した後は、画面を閉じる前にSaveを選びます。

設定内容
Google AnalyticsGoogleタグのID(G-かUA-で始まるもの)を入れると、Trust Centerのページの指標がGoogle Analyticsに送られる
IntercomIntercomのApp ID(またはWorkspace ID)を入れると、Trust CenterにIntercomのウィジェットが表示され、閲覧者がそこから支援を受けられる
HubSpotHubSpotのトラッキングコードのScript IDを入れると、Trust Centerの閲覧者をHubSpotで追跡できる

Advanced SEOのセクションでは、公開のカスタムURL(https://trust.company.comなど)のページに、検索エンジン向けの次の情報を設定できます。

項目内容
Page Title検索エンジン向けの短いページのタイトル。50文字まで
Page Description検索エンジン向けの短いページの要約。160文字まで
Page Structured Data Markup構造化データのマークアップ。Trust CenterのHTMLのheadのタグに加えられる

社名やドメインを変えるとき

社名の変更などでTrust Centerのブランドを変えるときは、最初の設定とほぼ同じ作業を短い期間で行います。SafeBaseのサポートに依頼する作業と、自社で行う作業があります。

作業内容
Trust Centerの名前組織の名前の変更は、SafeBaseが行う
ロゴとブランディング自社で設定を変える
Trust Centerのドメイン組織のドメインの変更は、SafeBaseのサポートが行う。以前のドメインのメールアドレスの人が切り替えまでサインインできるよう、以前のドメインを残す必要がある場合は伝える
SAMLによるSSO新しいドメインに合わせて設定し直す。新しいメタデータのファイル(metadata.xml)か、x509の証明書とSSOのURLを用意する
カスタムURL新しいカスタムURLのCNAMEをあらかじめDNSに加えてから、SafeBaseのサポートに新しいURLを伝えて切り替えを依頼する。新しいURLが使えることを確かめた後、以前のCNAMEを削除する
メールのブランディング新しいカスタムURLに切り替えた後に始める。SafeBaseが以前の設定を消した後、自社で設定し直す。確かめられたら、以前のDKIMとCNAMEのDNSの値を削除する

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このDrataガイド記事は、2026年10月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、SafeBaseヘルプセンターもご覧ください。