Drataでは、フレームワークの要求事項に対応するコントロールをControlsページでまとめて管理します。コントロールごとに、マッピングされた要求事項、テスト、証跡、ポリシー、リスクが結び付いており、準備状況の確認から是正の作業まで、ほとんどの操作をこのページから始めます。このページでは、Controlsページの見方として、一覧の列とフィルター、コントロールの詳細の画面の構成、マッピングされた要求事項とテストと証跡の確認方法、日々の点検の進め方を説明します。
Controlsページを開く
Compliance → Controlsを開くと、ワークスペースの全てのコントロールが一覧で表示されます。一覧には、Drataが用意するDCFのコントロール(DCF-xxのコード)と、自社で作ったカスタムコントロールの両方が並びます。
Controlsページの一覧。左側でStatus、Framework、Readinessなどの条件を指定して絞り込み、上部の検索欄でコントロールを探す
ページは、次の要素で構成されます。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| フィルターの領域(左側) | 範囲、フレームワーク、準備状況などの条件で一覧を絞り込む。Filtersで表示を切り替え、Clear all filtersで条件を全て外す |
| 検索欄 | コントロールの名前、説明、コード、要求事項で探す |
Download | 一覧をCSVファイルに書き出す。コントロールオーナーはControl Ownersの列に入る |
Create control | コントロールを1つ作る(Create a single control)か、ファイルからまとめて作成、更新する(Create/Update in bulk) |
| 一覧の表 | コントロールごとに1行で、主な項目が並ぶ |
一覧の列
一覧の表には、次の列が並びます。列の並べ替えや固定などの表の操作は、ほかのページの一覧と共通です(New Experienceの画面構成を参照)。
| 列 | 内容 |
|---|---|
Control code | コントロールのコード。準備完了かどうかを示すアイコンとともに表示される |
Name | コントロールの名前 |
Owners | コントロールオーナー |
Frameworks | コントロールがマッピングされたフレームワーク。数が多い場合は「+数字」でまとめて表示される |
フィルター
左側のフィルターの領域では、次のような条件で一覧を絞り込めます。指定した条件は、一覧の上にFilters appliedとして並び、個別に外せます。
| フィルター | 絞り込める内容 |
|---|---|
Status | 対象(In scope)か、対象外(Out of scope)か |
Framework | 特定のフレームワークにマッピングされたコントロール |
Readiness | 準備完了(Ready)か、準備未完了(Not ready)か |
Monitoring | テストによるモニタリングの状況 |
Required approvals | 承認の段階(Prepare for approvers、Needs approval、Changes requested、Approved)、承認の設定がないコントロール(No approvals assigned) |
| コントロールオーナー | オーナーが割り当てられたコントロール(Owners assigned)、特定のコントロールオーナーのコントロール |
| 承認者 | 承認者が割り当てられていないコントロール(No approvers assigned) |
まとめて操作する
一覧の行のチェックボックスを選ぶと、画面の下に操作のバーが表示され、選んだコントロールをまとめて操作できます。表示されている行を全て選んだうえで、Select allで絞り込みの結果の全てを選ぶこともできます。
| 操作 | 内容 | 詳しい説明 |
|---|---|---|
対象外(Out of Scope)、対象(In Scope)への切り替え | 対象外にする、対象に戻す | 対象と対象外の管理 |
Assign/remove control owners | コントロールオーナーを割り当てる、外す | コントロールオーナーと承認 |
Add approvals、Delete approvals | 承認を必須にする設定を加える、削除する | コントロールオーナーと承認 |
Recommend objects | カスタムコントロールにマッピングする要求事項、テスト、ポリシーなどをAIで提案させる | コントロールの一括インポート |
コントロールの詳細の画面
一覧でコントロールを選ぶと、詳細の画面が開きます。画面の上部にコードと名前が表示され、その下に進み具合(Progress)、コントロールオーナー(Owner)、マッピングされたフレームワーク(Frameworks)が並びます。オーナーとフレームワークは、横の鉛筆のアイコンから変えられます。その下に7つのタブが並びます。
コントロールの詳細の画面。上部にコード、名前、オーナー、フレームワークが並び、Overviewタブに準備状況のカード、Info、Owners、Review and approvalの欄がある
| タブ | 内容 | 主な操作 |
|---|---|---|
Overview | 準備状況の要約と、コントロールの基本の情報 | 準備状況の確認、名前と説明の編集、オーナーの割り当て、承認の設定 |
Evidence | コントロールにマッピングされた証跡。名前、状態(Status)、取得元(Source)、オーナーなどが並ぶ | Add evidenceでの証跡の追加、マッピングの解除、Downloadでの証跡のダウンロード |
Monitoring | コントロールにマッピングされたモニタリングテスト | テストの結果の確認、Map testsでのテストのマッピングの追加と解除 |
Policies | コントロールにマッピングされたポリシー | Map policiesでのポリシーのマッピングの追加と解除 |
Frameworks | コントロールにマッピングされた全てのフレームワークの要求事項 | マッピングされた要求事項の確認、要求事項の追加のマッピング |
Risks | コントロールに結び付いたリスク | ― |
準備状況に問題がある項目があるタブには、タブ名の横に赤い数字が表示されます。どこから手を付けるかの目安になります。
Overviewタブ
Overviewタブは、コントロールの状態を最初に確かめる場所です。
| 欄 | 内容 |
|---|---|
| 準備状況のカード | 証跡(Evidence)、テスト(Monitoring)、ポリシー(Policies)、承認(Approvals)のそれぞれが、準備状況にどう効いているかを示す。カードを選ぶと詳しい内容が開く |
Info | コントロールの名前、コード、説明などの詳細。Editから変えられる |
Owners | コントロールオーナー。Assignから割り当てたり外したりする |
Review and approval | 承認を必須にする設定と、承認の段階 |
準備状況のカードの読み方は、コントロールの準備状況で説明します。名前や説明の編集はコントロールの編集と追加、オーナーと承認はコントロールオーナーと承認で説明します。
ユーティリティーバー
詳細の画面の右側には、ユーティリティーバーがあります。右端の矢印(»)を選ぶと開き、コントロールについて次の作業ができます。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
Notes | チームで共有するメモ(Internal notes)を追加、編集、削除する |
Tickets | 課題管理ツールと連携している場合に、コントロールからチケットを作る |
Tasks | コントロールに関係するタスクを作る |
メモの追加などの注記の操作ができるのは、AdminとInformation Security Leadのロールのユーザーです。承認者が修正を求めたときの依頼の内容も、メモに記録されます。
マッピングされた要求事項、テスト、証跡を確かめる
コントロールが何を根拠に、どのように実施されているかは、詳細の画面のタブで確かめます。
要求事項
Frameworksタブに、コントロールがマッピングされた全てのフレームワークの要求事項が並びます。フレームワークの要求事項を追加でマッピングすることもできます。コントロールは、対象の要求事項の少なくとも1つにマッピングされていなければ、準備完了になりません。要求事項とコントロールの対応の考え方は、要求事項とコントロールの関係で説明しています。
テスト
Monitoringタブに、マッピングされたモニタリングテストと、成功・失敗の履歴が並びます。テストを選ぶと、テストの詳細の画面が開きます。
テストを追加でマッピングするには、Map testsを選び、テストを探して選んで保存します。マッピングを外すには、テストの横の「…」から外します。マッピングされたテストだけが、コントロールとフレームワークの準備状況に影響します。マッピングを外したテストは、結果は見られますが、準備状況には影響しません。テストのマッピングを変えられるのは、Admin、Information Security Lead、Workspace Manager、Control Managerのロールのユーザーです。
証跡
Evidenceタブに、マッピングされた証跡が並びます。Add evidenceを選び、Evidenceページにある証跡から選ぶ(Map from Evidence Library)か、Evidenceページに新しい証跡を作る(Create new evidence)か、このコントロールだけに付けるその他の証跡(Miscellaneous evidence)としてファイルやURLを追加します。ファイルやURLを追加するときは、作成日と更新期限を入れます。更新期限は準備状況に影響します。
複数のコントロールで使う書類は、Evidenceページの証跡としてマッピングしてください。証跡のマッピングの方法は、証跡とコントロールのマッピングで説明します。
ポリシー
Policiesタブに、マッピングされたポリシーが並びます。Map policiesから既存のポリシーを選んでマッピングするほか、画面から新しいポリシーを作ることもできます。Drataのポリシーテンプレートから作ったポリシーは、関係するコントロールに自動でマッピングされます。マッピングはいつでも外せます。
日々の点検の進め方
Controlsページは、コントロールオーナーが日々の作業を始める場所でもあります。ヘルプセンターがコントロールオーナー向けに勧めている最初の作業をもとに、次の流れで点検します。
Controlsページで、コントロールオーナーで絞り込み、自分が担当するコントロールの一覧を出します。Readinessで準備未完了(Not ready)に絞り込み、対応が必要なコントロールを確かめます。- 各コントロールの詳細の画面で、マッピングされた要求事項、ポリシー、テスト、証跡を確かめ、説明、範囲、オーナーが実態に合っているかを確かめます。
Monitoringタブで、失敗(Failing)やエラー(Error)のテストを確かめ、是正や除外の扱いを管理者と相談します。Tasksで、コントロールに関係する作業や証跡の更新のうち、自分に割り当てられたものを優先して片付けます。
【運用のポイント】 GRCの担当者は、
Statusを対象(In scope)、Readinessを準備未完了(Not ready)に絞り込み、さらにFrameworkで監査を控えたフレームワークを指定すると、優先して手を付けるべきコントロールを絞り込めます。承認者が割り当てられていないコントロール(No approvers assigned)も、フィルターで定期的に洗い出しておくと、承認の漏れを防げます。
組織全体の状況は、ダッシュボードで把握できます。ダッシュボードで状況を把握するを参照してください。失敗したテストの直し方は失敗したテストの是正、タスクの扱いはタスクの管理で説明します。