DrataのDashboardは、組織のコンプライアンスの状況を全体として示す画面です。準備状況、通知、テストの傾向、タスクなどを1カ所にまとめているため、どこに手を付けるべきかをすぐに見つけられます。このページでは、Dashboardの見方として、フレームワークごとの準備状況、通知、失敗しているテストの傾向、ポリシーやベンダーや要員の状況、タスクの表示、全てのワークスペースをまとめて見る方法を説明します。
Dashboardを見られるロール
Dashboardを見られるのは、Admin、Information Security Lead、Workspace Manager、DevOps Engineerのロールのユーザーです。読み取り専用の権限ではないロールが必要です。ロールの考え方は、ロールと権限の設計で説明しています。
【注意】 Dashboardは、選んでいるワークスペースごとに表示されます。表示されるデータは、選んでいるワークスペースのものだけです。複数のワークスペースの状況を並べて見るには、後で説明する
All workspacesタブを使います。
Dashboardの構成
Dashboardには、次の欄が並びます。各欄を選ぶと、関係するページに移って作業を続けられます。
| 欄 | 表示される内容 | 選んだときの移動先 |
|---|---|---|
Readiness overview | フレームワークごとの準備状況 | Controlsページ(対象のフレームワークで絞り込んだ状態) |
| 通知 | 対応が必要な優先度の高い項目 | 関係する箇所 |
Test trends | 失敗しているテストの数と、その増減 | テストの詳細の画面 |
Policies | ポリシーの総数と、段階ごとの内訳 | Policiesページ |
Vendor Risks | ベンダーのリスクの分布 | Vendorsページ |
Connections | 連携の設定の誤り | Connectionsページ |
Personnel | 対応が済んでいない要員の数と、要員の総数 | Personnelページ |
| タスク | タスクの件数の推移と、期限が近いタスクや期限を過ぎたタスク | 関係する項目 |
各欄は、最新のモニタリングと連携の同期の結果を反映しています。
フレームワークごとの準備状況
Readiness overviewでは、フレームワークごとに、コンプライアンスへの進み具合を確かめられます。
- フレームワークごとの、準備ができたコントロールの割合
- 残っているコントロール
- 進み具合を示すバー
Readiness overviewの欄。フレームワークごとのカードに、準備ができたコントロールの割合などが表示される
フレームワークのカードを選ぶと、Controlsページに移ります。移った先では、対象(in scope)のコントロールと、選んだフレームワークで絞り込まれているため、準備ができていないコントロールを確かめて、足りない点に対応できます。
対象のコントロールとは、組織がそのフレームワークに当てはまると決め、Drataが準備状況、証跡、監査の進み具合を追っているコントロールです。対象外にしたコントロールは、準備状況の計算に影響せず、監査にも求められません。対象と対象外の考え方は、対象と対象外の管理で説明しています。
【注意】 準備状況が0%のフレームワークは、Dashboardに表示されません。有効にしたフレームワークが見当たらない場合は、少しでも進み具合が出た時点でカードが表示されます。準備状況の仕組みは、コントロールの準備状況で説明しています。
通知
通知の欄には、コンプライアンスを達成したり保ったりするために、対応が必要な優先度の高い項目が表示されます。
- 監査人からのメッセージ
- Trust Centerの警告
- そのほかの期限のある項目
通知を選ぶと、関係する箇所に直接移ります。監査人からのメッセージへの対応は、監査人からの依頼への対応で説明しています。
失敗しているテストの傾向
Test trendsの欄には、失敗しているテストの数と、直近7日間でその数がどう変わったかが表示されます。割合は、前の期間と比べた増減です。前の期間に失敗していたテストが少ない場合は、割合が大きく変わることがあります。
Test trendsの欄。カテゴリーを選ぶと、そのカテゴリーで失敗しているテストの一覧が開く
この欄では、次の操作ができます。
- カテゴリーを選んで、その領域で失敗しているテストを、最近失敗した順に見る
- テストを選んで、
Monitoringページのテストの詳細の画面を開く
失敗したテストの見方と是正は、テストの結果を読み解くと失敗したテストの是正で説明しています。
ポリシー、ベンダー、連携、要員の状況
ポリシー
Policiesの欄には、組織のポリシーの総数と、主な段階ごとの内訳が表示されます。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
Active | 現在有効で、すぐに対応する必要がないポリシー |
Needs approval | 作成や更新の後、承認を待っているポリシー |
Ready to publish | 見直しが済み、公開できるポリシー |
Renews soon | 見直しの期限が近づいているポリシー |
Past due | 見直しの期限を過ぎ、すぐに対応が必要なポリシー |
欄を選ぶとPoliciesページに移ります。ポリシーの見直しは、ポリシーの見直しと版の管理で説明しています。
ベンダーのリスク
Vendor Risksの欄には、現在のベンダーのリスクの分布がドーナツグラフで表示されます。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
High | すぐに確かめたり是正したりする必要がありそうなベンダー |
Moderate | リスクが見つかっており、見守ったり確かめたりするべきベンダー |
Low | 現在の評価で、見つかったリスクが小さいベンダー |
None | 利用できるデータと設定の範囲で、リスクの兆候が見つかっていないベンダー |
欄を選ぶとVendorsページに移ります。ベンダー管理は、ベンダー管理の全体像で説明しています。
連携
Connectionsの欄では、連携の状態を見守れます。モニタリングやコンプライアンスに影響する設定の誤りがあると、この欄に表示されます。欄を選ぶとConnectionsページに移ります。
要員
Personnelの欄には、現在対応が済んでいない(non-compliant)ユーザーの数と、ワークスペースのユーザーの総数が表示されます。欄を選ぶとPersonnelページに移り、1人ずつの状況を確かめられます。
タスク
Dashboardでは、コンプライアンスのタスクと期限も確かめられます。
| 表示 | 内容 |
|---|---|
Task Forecast | 完了したタスクと完了していないタスクの、月ごとの推移 |
Task List | ポリシーの見直し、証跡の更新、ベンダーのリマインダーなど、期限が近い項目や期限を過ぎた項目 |
タスクを選ぶと、関係する項目が開き、そのまま対応できます。タスクの扱いは、タスクの管理で説明します。
全てのワークスペースをまとめて見る
ワークスペースを使っている場合は、DashboardのAll workspacesタブで、ワークスペースごとの主な指標を並べて確かめられます。事業部門や製品ごとに、コンプライアンスの取り組みが予定通りに進んでいるかを見るのに使います。この機能はベータ版です。
All workspacesタブを使うには、アカウントでワークスペースが有効になっていて、AdminかInformation Security Leadのロールを持っている必要があります。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
Non-ready controls | ワークスペースの中で、フレームワークにマッピングされたコントロールの数 |
Control Readiness | ワークスペースの対象のコントロールの準備状況の合計 |
Tests passing | ワークスペースで成功しているテストの数 |
Tests failing | ワークスペースで失敗しているテストの数。エラーのテストは含まない |
Frameworks | ワークスペースの全てのフレームワークと、フレームワークごとの準備状況 |
【注意】
All workspacesタブのデータは1時間ごとに集められます。データを集めた時刻は、ページの上部のバナーに表示されます。直前の変更が反映されていない場合は、この時刻を確かめてください。ワークスペースの設計は、ワークスペースの設計で説明しています。