Drataは、サインインのための確認コードや、社員への案内、タスクの通知などをメールで送ります。また、一部の連携では、Drataと連携先のアプリケーションの間で通信が行われます。社内のメールのセキュリティーの仕組みやファイアウォールがこれらを止めると、サインインできない、連携がつながらないといった問題が起きます。このページでは、Drataを使うために社内で許可する通信先として、メールが迷惑メールとして止められないためのドメインの許可、DrataのIPアドレスの許可、Drata Agentの通信先の許可、許可しないと起きる問題を説明します。
許可が必要な通信
Drataを使うために社内で許可を検討する通信は、次の3つです。
| 対象 | 許可する場所 | 目的 |
|---|---|---|
| Drataから届くメール | メールサーバーやメールゲートウェイの許可リスト | サインインの確認コードや、製品からの重要な連絡が、迷惑メールとして扱われたり受信を拒否されたりしないようにする |
| Drataと連携先の間の通信 | WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)やファイアウォールの許可リスト | 1Passwordとの連携など、一部の連携で、Drataと連携先のアプリケーションの間の通信を通す |
| Drata Agentの通信 | 社内のファイアウォールやプロキシー、ウイルス対策のソフトウェアの設定 | 社員の端末に入れたDrata Agentが、端末の情報をDrataに送れるようにする |
いずれも、社内のメールやネットワークの管理者に設定を依頼することになります。導入の早い段階で依頼しておくと、社員全体への案内の後に「確認コードが届かない」という問い合わせが集中するのを防げます。
メールの許可
Drataから届く主なメール
Drataからは、次のようなメールが届きます。
| メール | 受け取る人 |
|---|---|
| サインインの確認コード(ワンタイムパスワード) | SSOを使わずにサインインする人。複数の組織に属していてSSOを使う人も、最初に確認コードで本人を確かめる |
| My Drataへの招待 | Drataで作業する社員。招待のメールのリンクからMy Drataにサインインする |
| タスクの通知 | 期限が近いタスクや期限を過ぎたタスクを持つ人 |
| ポリシーの通知 | 担当のポリシーの割り当てや更新があったポリシーのオーナー |
| 作業の催促 | 入社時の作業を済ませていない要員 |
確認コードは、no-reply@drata.comから届きます。
許可の手順
Drataのヘルプセンターでは、次の手順で、Drataのドメインとメールの送信元のIPアドレスを許可するよう案内しています。具体的な画面や操作は、お使いのメールサーバーやメールゲートウェイによって異なります。
- メールサーバーやメールゲートウェイの設定を開きます。
- 許可リスト(承認済みの送信者)の設定を探します。
- ドメイン
drata.comを許可リストに追加します。 - IPアドレス
50.31.205.111と50.31.205.112を許可リストに追加します。 - お使いのシステムの手順に従って、変更を保存して適用します。
あわせて、メールのセキュリティー製品で、no-reply@drata.comからのメールがブロックされたり、隔離されたりしていないかを確かめてください。
【注意】 許可するドメインとIPアドレスは、ヘルプセンターのHow to Allowlist Drata Email Domains and IP Addressesで最新の値を確かめてから設定してください。
IPアドレスの許可
社内でWAFやファイアウォールを使っている場合は、一部の連携を有効にするために、DrataのIPアドレスを許可する必要があります。Drataのヘルプセンターでは、例として1Passwordとの連携や、アクセスレビューに使う連携を挙げています。
許可するIPアドレスは、EUとUSのリージョンごとに示されています。
| リージョン | 許可するIPアドレス |
|---|---|
| EU | 34.249.109.57、46.51.152.189、52.51.165.231、18.169.58.64、18.135.210.22、13.40.58.44 |
| US | 35.175.11.132、52.5.1.25、54.221.239.152 |
【注意】 これらのIPアドレスは変わることがあります。ネットワークの規則を厳しく管理している場合は、ヘルプセンターのAllowlist IP Addresses for WAF Configurationsを定期的に確かめ、設定を最新に保ってください。
連携の種類と、連携に使うアカウントの権限の考え方は、連携の全体像で説明します。
Drata Agentの通信の許可
社員の端末でDrata Agentを使う場合は、エージェントが次の通信先にアクセスできる必要があります。
| 通信先 | 許可する場所 |
|---|---|
agent.drata.com | 社内のファイアウォールやプロキシー |
github.com | 社内のファイアウォールやプロキシー |
あわせて、会社のウイルス対策のソフトウェアで、Drata Agent(drata-agent)が止められないように許可しておきます。Drata Agentの配布の仕方は、Drata Agentの配布で説明します。
許可しないと起きる問題
| 起きる問題 | 原因 | 影響 |
|---|---|---|
| 確認コードが届かず、サインインできない | Drataからのメールが迷惑メールのフォルダーに入る、受信を拒否される、隔離される | SSOを使わない管理者や社員がDrataにサインインできない |
| 招待や通知のメールが届かない | 同上 | 社員がMy Drataでの作業を始められない。タスクの期限やポリシーの更新に気付けない |
| 連携がつながらない | WAFやファイアウォールが、Drataと連携先の間の通信を止める | 連携先から情報を集められず、その連携を使うテストやアクセスレビューが進まない |
| 端末の情報がDrataに届かない | ファイアウォールやプロキシー、ウイルス対策のソフトウェアが、Drata Agentの通信を止める | 端末の確認項目が更新されず、端末のテストが失敗する |
確認コードが届かないときの切り分け
確認コードが届かないという問い合わせを受けたら、利用者に次の順で確かめてもらいます。
- 迷惑メールのフォルダーに、
no-reply@drata.comからのメールが入っていないかを確かめます。 - 入力したメールアドレスが、誤字や別名のアドレス、個人のメールアドレスではなく、Drataに登録された仕事のメールアドレスかを確かめます。
- ブラウザーのシークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)からサインインを試します。キャッシュされたセッションや拡張機能、Cookieの影響を切り分けられます。
- VPNに接続している場合は、いったん切断してから試します。
それでも届かない場合は、社内のメールの管理者に、no-reply@drata.comからのメールが隔離されたりブロックされたりしていないかを確かめてもらい、必要に応じてドメインとIPアドレスを許可してもらいます。解決しない場合は、社内のDrataの管理者か、Drataのサポートに問い合わせます。
確認コードは届くのにサインインできない場合は、ブラウザーのキャッシュやCookieの削除、広告ブロッカーやパスワードマネージャーなどの拡張機能の無効化、別のブラウザーでの再試行、ブックマークではなくhttps://auth.drata.comを直接開くことを試します。
利用するブラウザー
Drataが対応しているブラウザーは、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safari、Microsoft Edgeです。Drataへのサインインは、https://auth.drata.comから行います。
サインインの方式(確認コードとSSO)と、SSOの設定は、サインインとSSOで説明します。