My Drataは、社員が自分に割り当てられたセキュリティーとコンプライアンスの作業を済ませる画面です。ポリシーへの同意、研修の受講、端末の設定などを社員がMy Drataで済ませると、その記録がそのまま監査の証跡になります。このページでは、社員がMy Drataで行う作業として、ポリシーへの同意、研修の受講、Drata Agentのインストールの確認と、社員向けの案内に入れておく内容、よくある問い合わせへの答え方を説明します。
My Drataを開く
My Drataは、いつでも次の手順で開けます。
- 画面右上のプロフィールのアイコンを選びます。
My Drataを選びます。
画面右上のプロフィールのアイコンのメニュー。My Drataを選ぶと、自分の作業の一覧が開く
My Drataだけを使える社員など、使える画面が限られる社員は、サインインするとそのままMy Drataが開きます。社員のサインインの方法は、サインインとSSOで説明しています。
My Drataに表示される作業
My Drataには、社員ごとに必要な作業が並びます。どの作業が表示されるかは、社員の役割と、組織のコンプライアンスの要件によって決まります。各作業には手順の案内があり、済んでいるか、対応が必要かが分かります。
| 作業 | 社員が行うこと | 設定と管理を説明しているページ |
|---|---|---|
Policy Review | 割り当てられたポリシーを読んで同意する | 社員への割り当てと同意 |
| バックグラウンドチェック | バックグラウンドチェックを受けるか、済んでいることを確かめる | バックグラウンドチェック |
| 多要素認証の有効化 | IDプロバイダーで多要素認証を有効にする。Drataが毎日確かめる | IDプロバイダーとの連携 |
Install the Drata Agent | 使う端末にDrata Agentをインストールして登録する | Drata Agentの配布 |
Configure your devices | 端末の設定を基準に合わせる。自動で確かめられない設定は、証跡をアップロードする | 端末の確認項目と是正 |
| セキュリティー意識向上の研修 | セキュリティー意識向上の研修を受ける。通常は毎年 | セキュリティー研修 |
| HIPAA研修 | 役割に応じて、HIPAA研修を受ける | セキュリティー研修 |
| AI研修 | 組織が求める場合に、AIの利用とコンプライアンスの研修を受ける | セキュリティー研修 |
社員の作業の流れ
ポリシーに同意する
Policy Reviewの欄には、同意が必要なポリシーが、ポリシーの名前、状態、最終更新日とともに並びます。状態がNot Acceptedのポリシーは、Viewを選んで内容を読み、理解したことを確かめて同意します。同意すると、状態が同意した日付に変わります。
研修を受ける
研修の作業を開き、会社が決めた方法で受講します。Drataの組み込みの研修なら画面の案内に沿って受け、研修サービスと連携している場合は、研修サービスの画面に案内されます。外部で受けた研修の場合は、修了の証跡をアップロードします。
Drata Agentをインストールする
Install the Drata Agentの作業を開き、インストーラーをダウンロードしてインストールした後、Register Drata Agentを選んで、届いたメールで確認します。詳しい手順は、Drata Agentの配布で説明しています。
インストールを確かめるには、Configure your devicesで自分の端末が表示されていることを確かめます。表示されるのは、管理者がWorkstation configuration monitoringを有効にしている場合です。
端末の設定を直す
Drata Agentは毎日端末を確かめ、基準を満たしていない設定があると、対応が必要な作業として表示されます。自動で確かめられない設定は、スクリーンショットなどの証跡をアップロードするよう求められます。証跡は、端末ごとにView / Upload Evidenceからアップロードします。スクリーンショットには、日時が写っていることが勧められます。
社員向けの案内に入れておく内容
My Drataでの作業を社員に依頼するときは、次の内容を案内に入れておくと、問い合わせを減らせます。
| 案内する内容 | 補足 |
|---|---|
| My Drataの開き方 | 画面右上のプロフィールのアイコンからMy Drataを選ぶ |
| 作業の期限 | 入社時の作業の猶予は、Information Security PolicyのSLA(対応の期限)で決めている。猶予を過ぎると、関係するテストが失敗し始める(雇用状態と入社・退職の管理) |
| 会社が認めるソフトウェア | 会社が認めるパスワードマネージャーとウイルス対策のソフトウェア。MDMで既に入っている場合はその旨 |
| 端末の設定の基準 | 画面ロックの時間、自動更新、ディスクの暗号化など、会社の規程で決めた設定(端末の確認項目と是正) |
| Drata Agentが読み取る情報 | 読み取り専用で、端末の設定やファイルを変えず、個人の行動やファイルを監視しないこと(Drata Agentの配布) |
| 複数の端末 | 業務に使う全てのノートPCとデスクトップPCに、それぞれDrata Agentを入れること。スマートフォンとタブレットは対象外 |
| 問い合わせ先 | 社内のITやセキュリティーの担当者 |
【運用のポイント】 社内のポータルなどから特定のポリシーへリンクする場合は、My Drataで開いたポリシーのURL(
…/employee/policy/{policyId}で終わるもの)を使います。管理者がPoliciesページで開いたポリシーのURLは、ほとんどの社員には開けません。
作業が済んでいない社員には、PersonnelページからSend reminder emailで催促のメールを送れます。メールは、社員自身が済ませられる作業が残っている場合に送れ、My Drataでの作業を促します。
よくある問い合わせへの答え方
設定を直したのに、完了にならない
Drata Agentは1日1回端末を確かめるため、設定を直してもすぐには完了になりません。すぐに反映したい場合は、メニューバーやタスクバーのDrata Agentのアイコンを開き、Sync nowを選んで同期をやり直してもらいます。MDMで管理している端末は、MDMの同期の後に反映されます。
Drata Agentが情報を送れていない、「Unable to get data」と表示される
最初に、Sync nowで同期をやり直してもらいます。それでも直らない場合は、次の点を確かめます。
| 確かめること | 内容 |
|---|---|
| エージェントが動いているか | タスクマネージャーなどで、Drata Agentが動いているかを確かめる。動いていれば、いったん強制終了して開き直す。社員がエージェントを止めていると、長い間同期されない |
| 起動時の設定 | Windowsではスタートアップのフォルダー、UbuntuではActivitiesのStartup Applicationsで、Drata Agentが起動するようになっているかを確かめる |
| macOSの権限 | macOSのセキュリティーとプライバシーの設定のAutomationで、Drata AgentのSystem Eventsが許可されているかを確かめる |
| 通信 | agent.drata.comとgithub.comにアクセスできるか。会社のウイルス対策のソフトウェアで、Drata Agentが許可されているか |
| スリープと電源 | 夜間の同期のときに、端末がスリープしていたり電源が切れていたりしないか。安定したネットワークにつながっているか |
解決しない場合は、Drataのサポートに問い合わせます。
サポートからログを求められた(macOS)
- メニューバーのDrata Agentを開き、
Optionキーを押しながらDrata Agentのアイコンを選びます。 Save Diagnosticsを選びます。- Finderで
Go→Go to Folder...を選び(Command+Shift+Gでも開けます)、~/Library/Logs/drata-agent/を開きます。 main.logをサポートへの問い合わせに添付します。
ログに含まれるのは、主に端末のシステムの設定と、エージェントの動作の情報です。ブラウザーの履歴、キー入力、個人のファイルや文書の中身は含まれません。
Drata Agentの更新の許可を求められた
Drata Agentは自動で最新の版に更新され、更新は必須です。更新のときに許可を求められたら、許可してもらいます。
証跡をアップロードするボタンがない
社員が自分で証跡をアップロードできるのは、管理者がWorkstation configuration monitoringでManually via personnel uploading evidenceを有効にしている場合です。有効にしない運用なら、管理者がPersonnelページで要員の記録にアップロードします。
Drata Agentのインストールの作業が表示されない
管理者がWorkstation configuration monitoringでAutomated via Drata Agentを外していると、作業は表示されません。それでもエージェントを入れてもらう必要がある場合は、管理者からインストール用のリンクを伝えます(Drata Agentの配布)。