Digital Accels

ユーザーが使う機能 / 保存と自動入力

パスキーと2要素認証コード

1Passwordにパスキーと2要素認証のワンタイムパスワードを保存して使う方法を説明します。パスキーの保存とサインイン、Windowsのアプリでのパスキーの要件、削除とエクスポートの注意、QRコードからのワンタイムパスワードの保存と入力、どのコードを1Passwordに入れるかの判断、GoogleやMicrosoftのアカウントでサインインするサイトの保存について解説します。

目次

パスワードのほかに、1Passwordにはパスキーと2要素認証のワンタイムパスワードも保存できます。どちらもアイテムの一部として保管庫に入るので、共有保管庫に置けば担当者が替わっても引き継げます。その代わり、保存した場所と、1Passwordの外にある実体との関係を理解しておかないと、消したつもりのパスキーがサイトに残ったり、退職のときに引き継げなくなったりします。このページでは、パスキーの保存とサインイン、Windowsのアプリでの使い方、削除と移行の注意、ワンタイムパスワードの保存と入力、どのコードを1Passwordに入れるかの判断、Googleなどのアカウントでサインインするサイトの保存を説明します。

パスキーを保存してサインインする

パスキーに対応したサイトで、パスキーを作る操作を選ぶと、1Passwordが保存を提案します。サイトによっては、先にユーザー名とパスワードでアカウントを作る必要があります。同じサイトのログインが既にあれば、そのアイテムにパスキーを加えるか、新しいアイテムとして保存するかを選べます。既存のログインにパスキーが使えるようになったサイトは、Watchtowerで見つけられます。

パスキーの保存を提案する拡張機能の画面
パスキーの保存の画面。下の欄で保存先の保管庫を選ぶ(画像は英語表示。業務のアカウントでは保管庫の名前が異なる)

次からは、サイトでパスキーでのサインインを選ぶと、ページの上部にパスキーを使う案内が出ます。案内を選ぶかEnterを押せばサインインできます。別のパスキーを使うときは、案内の下からほかの候補を開きます。セキュリティーキーやブラウザー内蔵のパスキーを使いたいときは、案内にある別の方法を選ぶボタンから切り替えます。

ページの上部に出るパスキーでのサインインの案内
パスキーでのサインインの案内。ログインと同じ形で出る

会社がパスキーとWebAuthnの保存のポリシーをオフにしていると、パスキーは保存できません。

Windowsのアプリでパスキーを使う

ブラウザーの拡張機能を使わずに、Windowsのアプリやウェブサイトで1Passwordのパスキーを使うには、Windows 11を最新にし、1PasswordをMSIXのインストーラーで入れている必要があります。MSIで入れたアプリでは使えません。アプリの設定の自動入力の欄で、パスキーの候補を表示する設定をオンにし、Windowsの設定で1Passwordをパスキーの管理に使うアプリとしてオンにします。アプリに設定が見当たらない場合は、Windowsの設定のアカウントにあるパスキーの詳細オプションで、1Passwordをオンにします。入れ方の違いはWindows版アプリのデプロイで扱います。

パスキーの削除と移行の注意

【注意】 1Passwordでパスキーを削除しても、サイトのアカウントに登録されたパスキーは消えません。サイトの設定でも削除してください。また、デスクトップアプリからデータをエクスポートしても、パスキーは含まれません。書き出せるのはiOSとAndroidのアプリだけです。1Passwordから別の場所へ移すときは、サイトごとにパスキーを作り直します。

パスキーも通常のアイテムと同じく、保管庫の間で移動できます。部署で共用するアカウントのパスキーを共有保管庫に置けば、複数の人が同じパスキーでサインインできます。逆に、従業員保管庫に置いた業務のパスキーは、退職の前に共有保管庫へ移してもらわないと引き継げません。進め方は退職時の手順で扱います。

ワンタイムパスワードを保存して入力する

サイトで2要素認証を有効にする画面にQRコードが表示されたら、拡張機能のポップアップでそのサイトのログインを開き、省略記号のメニューからQRコードを読み取る操作を選びます。既存のログインがあるサイトでは、QRコードを表示した時点で1Passwordが保存を提案することもあります。

ポップアップでログインのメニューからQRコードの読み取りを選ぶ画面
ログインのメニューからQRコードを読み取ると、そのアイテムにワンタイムパスワードが加わる

QRコードの代わりに文字列だけが表示されるサイトでは、アプリでログインを編集し、追加のメニューからワンタイムパスワードを選んで文字列を貼り付けます。アプリでは、画面やクリップボードのQRコードも読み取れます。保存したら、サイトが求める確認のコードとして、1Passwordに表示されたコードを入れます。

アイテムに表示されるワンタイムパスワード
ワンタイムパスワードは一定の時間ごとに変わる。右の円が残りの時間を示す

次からは、ブラウザーでユーザー名とパスワードを入力すると、ワンタイムパスワードも続けて入力されます。サイトがコードを受け付けない場合は、端末の日付と時刻がずれていないかを最初に確かめます。

どのコードを1Passwordに入れるか

ワンタイムパスワードをパスワードと同じアイテムに入れると、1Passwordを開ける人は2つの要素を両方持つことになります。便利さと引き換えに、要素を分けている意味は薄くなります。

対象勧める置き場所
1Password自身の2要素認証のコード1Passwordに入れない。別の認証アプリを使う
部署で共用する業務のサービス共有保管庫のログインに入れる。担当者の交代に強くなる
本人だけが使う業務のサービス従業員保管庫のログインに入れていい
IDプロバイダーの管理者のような、乗っ取られると影響が大きいアカウント1Passwordとは別の認証アプリかセキュリティーキーにする

1Password自身のコードの扱いは2要素認証の管理で扱います。

Googleなどのアカウントでサインインするサイト

GoogleやMicrosoftのアカウントでサインインするサイトでは、どのアカウントでサインインしたかを1Passwordに覚えさせられます。対応するのは、Amazon、Apple、Discord、Facebook、GitHub、Google、Microsoft、Okta、Slack、Xです。Oktaは保存と編集にだけ対応します。Oktaを使うことは覚えますが、サインインはOktaのユーザー名とパスワードで本人が済ませます。

サイトでプロバイダーを選んでサインインすると、1Passwordがアイテムの保存を提案します。保存先の保管庫を選び、サインインに使ったプロバイダーのログインを一覧から選んで保存します。次からは、ページの上部の案内にプロバイダーのアイコンが付き、選ぶとそのプロバイダーでサインインします。

プロバイダーのアイコンが付いたサインインの案内
Googleのアカウントでサインインするサイトの案内。プロバイダーのアイコンが付く

プロバイダーのログインと、それを使うサイトのアイテムは、同じ1Passwordのアカウントに保存する必要があります。会社のGoogleやMicrosoftのアカウントでサインインする業務のサービスは、業務のアカウントに保存してください。

1Password導入のご相談、デモ・お見積りのご依頼は、
お気軽にデジタルアクセルズまでお問い合わせください。

この1Passwordガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、1Passwordドキュメンテーションサイトもご覧ください。