Digital Accels

認証とアカウント復旧 / Unlock with SSO

既存ユーザーの切り替え

1Passwordで、既に使っている社員をUnlock with SSOに切り替える方法を説明します。本人が事前に用意するもの、管理者が対象範囲と猶予期間を決めて切り替えを始める操作、1Password.comとアプリでの本人の手順、アカウントパスワードやSecret Keyが分からない人の復旧、猶予期間を過ぎた人の扱い、所有者と管理者自身の切り替え、社内からの案内に入れる内容について解説します。

目次

既に1Passwordを使っている人をUnlock with SSOに切り替える手順です。管理者が対象範囲にグループを加えると、そのメンバーに切り替えの案内のメールが届き、猶予期間が動き始めます。本人は、最初に一度だけアカウントパスワードとSecret Keyでサインインし、その後にIDプロバイダーでのサインインへ移ります。この最初の一度でつまずく人が最も多く、ヘルプデスクへの問い合わせもここに集中します。このページでは、本人が事前に用意するもの、管理者が切り替えを始める操作、本人の手順、パスワードが分からない人の扱い、猶予期間を過ぎた人、管理者自身の切り替え、社員への案内を説明します。

本人が事前に用意するもの

切り替えの前に、社員には次の3つを確かめてもらいます。

  • 使っている1Passwordのアプリとブラウザー拡張機能が最新であること。1Password 8が前提です
  • アカウントパスワードとSecret Keyが手元にあること。Secret KeyはEmergency Kitに書かれています
  • 普段使うブラウザーで作業すること。プライベートブラウズやシークレットウィンドウは使いません

プライベートブラウズで切り替えると、一時的にアカウントに入れなくなり、管理者の復旧が必要になることがあります。最初に切り替えたブラウザーが、その後に別の端末を紐づけるときの承認役になる点も伝えておきます。

管理者が切り替えを始める

1Password.comのサイドバーでポリシーを選び、シングルサインオン(SSO)の管理を開きます。設定の画面の下にある編集の操作から、IDプロバイダーでロックを解除する人の範囲を選び、猶予期間の日数を決めて、変更を確認してから保存します。

範囲に入った既存のメンバーには、1Passwordから切り替えを知らせるメールが届きます。範囲の選び方と猶予期間の考え方は導入前の確認とロールアウト設計で扱います。

本人が行う手順

切り替えは、案内のメールのリンクを開くところから始めます。最初に使う場所によって流れが少し違います。

1Password.comで切り替える

  1. サインインアドレスを開き、アカウントパスワードとSecret Keyでサインインします。
  2. 新しいサインイン方法を知らせるポップアップが出るので、始める操作を選びます。
  3. IDプロバイダーでサインインするボタンを選び、IDプロバイダーのユーザー名とパスワードでサインインします。
  4. 1Passwordに戻ると、パスワードの欄の代わりにIDプロバイダーでサインインするボタンが表示されます。これで切り替えは完了です。

デスクトップとモバイルのアプリで切り替える

  1. アプリを開き、アカウントパスワードでロックを解除します。
  2. 新しいサインイン方法を知らせるポップアップで、新しいサインインを始める操作を選びます。
  3. IDプロバイダーでサインインするボタンを選び、IDプロバイダーでサインインします。
  4. 通知の許可を求められたら許可します。後で別の端末を紐づけるとき、確認コードの通知を素早く受け取るためです。

切り替えた後

1台目の切り替えが済んだら、ほかに使っている端末も紐づけます。以後はSecret Key、アカウントパスワード、Emergency Kitのどれもサインインには使いません。2台目以降の手順は端末の紐づけと新しい端末での利用で扱います。

パスワードかSecret Keyが分からない人

切り替えの最初の一度は、アカウントパスワードとSecret Keyが必ず要ります。どちらかが分からない人は、管理者が復旧します。本人は復旧の途中でIDプロバイダーでのサインインを求められるので、復旧と切り替えが一度に済みます。手順は復旧の実行手順で扱います。

招待を受けて参加する途中の人が、アカウントパスワードとSecret Keyを求められることがあります。この場合は30分ほど待ってからやり直すよう案内します。

猶予期間を過ぎた人

猶予期間を過ぎても切り替えていない人は、次にサインインしたときに切り替えの手順へ案内されます。IDプロバイダーでサインインすれば、そのままアカウントを使えるようになります。期間を過ぎたからといって、管理者が個別に何かをする必要はありません。

ただし、その次のサインイン自体はアカウントパスワードとSecret Keyで行います。長期休暇などで期間を過ぎた人から問い合わせがあったら、まずその2つが手元にあるかを確かめます。

管理者自身の切り替え

所有者グループのメンバーは、SSOの対象になりません。引き続きアカウントパスワードとSecret Keyでサインインします。管理者グループのメンバーは、範囲に入っていれば一般の社員と同じ手順で切り替えます。

設定を担当した管理者は、試験の段階で自分を先に切り替えておくと、社員から問い合わせを受けたときに画面を示しながら説明できます。

【運用のポイント】 切り替えの案内は、1Passwordから届くメールとは別に、社内からも出してください。本物のメールか迷う人が出るためです。社内の案内には、猶予期間の締め切り日、Emergency Kitの場所、プライベートブラウズを使わないこと、困ったときの連絡先の4点を入れます。

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この1Passwordガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、1Passwordドキュメンテーションサイトもご覧ください。