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認証とアカウント復旧 / 認証方式の基本

2要素認証の管理

1Passwordで組織の2要素認証を管理する方法を説明します。認証ポリシーで決められる使える方式と全員への強制と無効化、強制するためにアカウントパスワードのポリシーを厳しい条件にする前提とその限界、混乱を避けて使い始める順序、チームレポートでの利用状況の確認、第2要素を失った人への対応の分け方、社員に必ず伝える3つの注意について解説します。

目次

2要素認証を有効にすると、新しい端末でサインインするときに、アカウントパスワードとSecret Keyに加えて第2の要素を求められます。組織としては、使える方式を決め、全員に強制するかどうかを決めます。強制には前提条件があり、段取りを誤ると設定できないまま止まります。また、第2要素を失った人の手当ては必ず発生します。その道筋を決めないまま強制すると、ヘルプデスクに問い合わせが集まります。このページでは、管理者が決められること、強制するための前提、使い始める順序、利用状況の確認、第2要素を失ったときの対応、社員への案内を説明します。DuoはSlackとDuoの統合で扱います。

管理者が決められること

設定は、サイドバーのポリシーから認証ポリシーの管理の画面を開いて行います。変えられるのは、所有者、管理者、設定の管理を持つグループのメンバーです。決めることは3つあります。

使える方式

1Passwordの2要素認証で使える方式は、Authenticator アプリとセキュリティーキーです。セキュリティーキーは、管理者が認めた場合にだけ社員が登録できます。どちらも、社員が自分で設定します。これとは別に、管理者が組織全体に設定するDuoもあります。Duoを有効にすると全員に強制され、既に設定していた2要素認証はDuoに置き換わります。1人が同時に使えるのは、どちらか一方だけです。

全員への強制

2要素認証を強制するをオンにすると、全員に設定を求めます。オフのままでは、設定するかどうかは本人に任されます。

無効化

組織として2要素認証を使わない設定もできます。無効にすると、Unlock with SSOを使わない人は、アカウントパスワードとSecret Keyだけで守られることになります。所有者は常にこの形でサインインするので、所有者の保護をどう補うかを決めてから判断してください。

強制するための前提

2要素認証を強制するをオンにするには、アカウントパスワードのポリシーを厳しい条件かカスタムポリシーにしておく必要があります。最小要件と中程度の要件のままでは選べません。先にパスワードのポリシーを変えてください。設定はアカウントパスワードポリシーで扱います。

【注意】 パスワードのポリシーは遡って効きません。ポリシーを厳しくしても、既に参加している人は、パスワードを変えるか復旧を受けるまで古いパスワードのままです。2要素認証を強制する条件を満たしても、組織の中の弱いパスワードがなくなるわけではありません。気になる場合は、パスワードの変更を別に呼びかけます。

強制すると、社員は参加するとき、新しい端末でサインインするとき、または次にロックを解除するときに、設定を求められます。

使い始める順序

設定を求める画面が一斉に出ると、その日の問い合わせが集中します。次の順で進めます。

  1. アカウントパスワードのポリシーを厳しい条件かカスタムポリシーにします。
  2. 方式と、第2要素を失ったときの連絡先を社内に知らせます。
  3. 2〜3週間ほど、本人の判断で設定してもらう期間を置きます。
  4. 利用状況を確かめ、設定していない人に個別に声を掛けます。
  5. 2要素認証を強制するをオンにします。

方式は、役割で分けるのが扱いやすくなります。所有者と管理者は、セキュリティーキーと認証アプリの両方を登録します。一般の社員は認証アプリだけで足ります。セキュリティーキーを使うには、FIDO U2Fに対応したキーが要ります。対応していないブラウザーでサインインする場面に備えて、キーを使う人にも認証アプリを登録させてください。

利用状況を確かめる

レポートのチームレポートに、1人ずつ2要素認証を設定しているかどうかが出ます。強制の前には未設定の人を探すために、強制の後は例外が残っていないかを確かめるために使います。読み方は利用状況と定着のレポートで扱います。

第2要素を求められるのは、新しい端末でのサインインと再承認のときだけです。毎回のロック解除では求められません。次の操作をした後は、改めて求められます。

  • その端末でサインアウトした
  • メールアドレスかアカウントパスワードを変えた
  • Secret Keyを再生成した、または復旧を受けた

第2要素を失ったとき

スマートフォンの機種変更や紛失で、認証アプリのコードが使えなくなる問い合わせは必ずきます。本人の状況で対応が分かれます。

本人の状況対応
セキュリティーキーを失ったが、認証アプリも登録しているキーを求められたところで取り消し、認証アプリのコードでサインインする
承認済みの端末かブラウザーが1つ残っているそこから2要素認証をオフにし、新しい端末で設定し直す
承認済みの端末が1つも残っていない管理者が復旧する。復旧すると2要素認証もリセットされる

2要素認証をオフにする操作は、承認済みのアプリか、1Password.comのアカウントを管理のその他のアクションから2要素認証の管理を開いて行います。強制している組織では、改めて設定を求められる前提で案内します。復旧の手順は復旧の実行手順で扱います。

社員への案内

社員には、次の3点を必ず伝えます。

  • 設定は1Password.comのアカウントを管理で、その他のアクションから2要素認証の管理を開いて行う
  • 1Passwordにサインインするためのコードを、1Password自身に保存しない。金庫の鍵を金庫の中にしまうのと同じで、1Passwordを開けないときにコードも取り出せなくなる。Microsoft AuthenticatorやOkta Verifyのような別の認証アプリを使う
  • 認証アプリを設定するときにQRコードの横に表示される16文字のシークレットを書き写し、Emergency Kitと一緒に保管する。認証アプリを失ったときの予備になる

【運用のポイント】 認証アプリのコードが受け付けられない問い合わせの多くは、スマートフォンの日付と時刻のずれが原因です。ヘルプデスクで最初に確かめる点にしておくと、切り分けが早くなります。

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この1Passwordガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、1Passwordドキュメンテーションサイトもご覧ください。