このページでは、本ガイドの目的、対象読者、表記のルールを説明します。最初に目を通しておくと、以降のページの構成と書き方の意図が分かります。
このガイド記事の目的
NinjaOneを導入した担当者が、最初の90日で自走できる状態になることを目的としています。
NinjaOneの公式ドキュメントには日本語版がありません。対応しているのは英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語です。日本語で読める入門資料が存在しない、という状況を埋めるために本ガイドを作りました。
公式ドキュメントの翻訳ではありません。日本の運用実態に合わせて構成を組み直し、公式には書かれていない設計判断の材料を加えています。
対象読者と前提知識
次の2つの立場を想定しています。
- 情報システム担当者 自社のPCやサーバーを管理する立場
- MSPエンジニア 顧客企業のIT環境を受託管理する立場
前提とする知識は次の通りです。
- WindowsまたはmacOSの基本的な管理操作
- ネットワークの基礎知識(IPアドレス、ポート、プロキシー)
- Active Directoryの基本概念(第1部の一部で必要)
逆に、次の知識は前提としていません。
- NinjaOneの使用経験
- 他のRMM製品の使用経験
- スクリプトを書いた経験(第3部で基礎から説明します)
ガイド記事の構成
全5部96ページで、導入手順の順に並んでいます。
| 部 | 内容 | 読むタイミング |
|---|---|---|
| 第0部 はじめに | 製品概要と用語 | 導入を検討している段階 |
| 第1部 導入編 | テナント設定からAgent展開まで | 契約した直後 |
| 第2部 運用の基本 | ダッシュボード、Policy、Condition、アラート | Agentの展開が終わった段階 |
| 第3部 機能別ガイド | 各モジュールの設定と運用 | 個別の機能を使い始める段階 |
| 第4部 連携・API・運用 | 外部連携と定常運用 | 運用が軌道に乗った段階 |
第1部と第2部は順に読むことを想定しています。この2つを通して読めば、Agentの展開からPolicy設計、アラート設計までが一本の流れとしてつながります。第3部以降は必要な章だけ拾い読みできる構成です。
公式ドキュメントとの使い分け
| 本ガイド | 公式ドキュメント | |
|---|---|---|
| 言語 | 日本語 | 英語ほか5言語 |
| 構成 | 導入手順の順 | 機能カテゴリー別 |
| 範囲 | 入門に必要な範囲 | 全機能を網羅 |
| 得意なこと | どう設計するか | 何ができるか |
本ガイドは「どう設計し、どう運用するか」に重点を置いています。しきい値をいくつにすべきか、Policyをどう分割すべきかといった判断の材料は、公式ドキュメントにはほとんど書かれていません。
一方、全機能の網羅性と最新の仕様については公式ドキュメントが優れています。本ガイドが扱っていない機能や、細かい設定値の仕様を調べる場合は、各ページ末尾のリンクから公式サイトを参照してください。
表記のルール
画面上のラベルの書き方
管理コンソールに表示される文字は、原文のまま等幅で示します。
Installer OS/Distribution typeでWindowsを選ぶ
スクリーンショットも英語UIのものを使っているため、画面の文字と本文の表記が一致します。
英語のまま使う用語
NinjaOneの機能名と画面上の項目名は、原則として英語のまま使います。
Organization、Location、Policy、Condition、Custom Fields、Board、Agentなど
管理コンソールの表示と1対1で対応させるためです。例えばPolicyを「ポリシー」と訳すと、画面上のPolicyとの対応が曖昧になり、調べたいときに検索もしにくくなります。
一方、日本語として定着している語は日本語で表記します。
デバイス、ダッシュボード、アラート、チケット、レポート、脆弱性など
どちらに分類されるかの一覧は基本用語集にまとめています。
操作手順の書式
番号付きリストは、上から順に実行する操作を表します。表は確認項目や対処の一覧で、順序はありません。
特に注意していただきたい点は、次の形式で示します。
【注意】 作業を進める前に確認が必要な事項、失敗しやすい箇所を示します。
【運用のポイント】 設計や運用で押さえておくと効果が大きい事項を示します。
画面と記載内容について
- スクリーンショットは英語UIのものです。表示言語の設定によっては、画面の文字が異なる場合があります
- 画面の構成は製品の更新で変わることがあります。ボタンの位置や名称が異なる場合は、公式ドキュメントで最新の情報を確認してください
- 記載内容は2026年8月時点のものです