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機能別ガイド / NinjaOne Remote

Background ModeとRemote Tools

NinjaOneで利用者の作業を妨げずに保守作業を行う方法を説明します。既定で無効になっている設定の有効化、利用できる4つのツール、影響のある操作の判断、操作ログの記録を解説します。

目次

利用者の作業を妨げずに、デバイスへ接続して作業する機能です。画面共有と違い、利用者は接続に気付きません。日常の保守作業ではこちらが主役になります。

有効化が必要な機能

Background Modeは既定で無効です。使う前に有効化してください。

Background Modeの設定
NinjaOne RemoteAdvanced SettingsにあるBackground mode。初期状態はDisabled

設定場所はNinjaOne RemoteAdvanced Settingsです。同じ画面には次の設定も並びます。

項目内容
Branding接続時に相手へ表示される名称
Background mode有効・無効の切り替え
Default Player Settingsセッションのタイムアウトなど

BrandingDisplay name for connectionは、利用者側に表示される名前です。「情報システム部」のように、誰が接続しているか分かる名称を設定してください。設定していないと、利用者は誰から接続されているか判断できません。

IP allowlistタブでは、接続元のIPアドレスを制限できます。

【注意】 Background Modeが無効になっていることに気付かず、「機能が使えない」と判断されることがあります。導入時のチェックリストに有効化を含めてください。

Background Modeの用途

画面共有が必要な場面は、実際にはそれほど多くありません。次のような作業はBackground Modeで完結します。

作業画面共有の要否
ログファイルの取得不要
設定ファイルの確認と変更不要
サービスの再起動不要
ディスク容量の調査不要
ソフトウェアの状態確認不要
利用者に操作を教える必要
利用者と一緒に画面を確認する必要

利用者が業務中でも作業できるため、対応の待ち時間がなくなります。「夕方まで待って」という調整が不要になる点が実務上の価値です。

利用できるRemote Tools

接続すると、いくつかのツールが利用できます。

ファイル転送

デバイスとの間でファイルをやり取りします。

方向用途
取得ログファイル、設定ファイル、エラーの証跡
送信修正した設定ファイル、必要なツール、インストーラー

問い合わせ対応では、まずログを取得して手元で確認する流れが効率的です。

コマンドの実行

コマンドラインから処理を実行します。スクリプトとして登録するほどではない、その場限りの調査に使います。

繰り返し使う処理は、Script Libraryに登録してください。手打ちは入力ミスの原因になります。

レジストリーの編集

Windowsのレジストリーを参照・変更します。

【注意】 レジストリーの変更は取り消せません。変更前に該当キーの内容を記録し、必要なら書き出してから作業してください。誤った変更でOSが起動しなくなることがあります。

サービスとプロセスの管理

サービスの起動・停止・再起動、プロセスの終了ができます。

障害対応で最も使う機能です。停止しているサービスを起動する、応答しないプロセスを終了する、といった対応がその場で完結します。

利用者に影響を与えずに作業する

Background Modeでも、作業内容によっては利用者に影響が出ます。

操作利用者への影響
ファイルの取得なし
ログの確認なし
サービスの再起動そのサービスを使う業務が一時的に止まる
プロセスの終了利用者が作業中のアプリが終了する
設定の変更変更内容による

「気付かれない」ことと「影響がない」ことは違います。業務アプリのプロセスを終了すれば、利用者は作業中のデータを失います。

【運用のポイント】 利用者に影響が出る操作を行う場合は、事前に連絡してください。Background Modeの利点は「作業を見られないこと」ではなく「画面を占有しないこと」です。影響のある操作を無断で行っていいという意味ではありません。

操作ログの記録

Background Modeでの接続と操作も記録されます。デバイス詳細画面のActivitiesで確認できます。

記録される内容は、接続の開始と終了、実行した担当者などです。画面共有と同様、監査の根拠になります。

権限と認証の設定

Background ModeとRemote Toolsは、画面共有とは別に権限を制御できます。

Remote tools MFAの設定で、ツールの利用時に再認証を求めることもできます。設定場所はNinjaOne Remoteの概要と展開を参照してください。

権限設計では、次の点を考慮してください。

  1. ファイル転送は、デバイス上のデータを持ち出せる操作である
  2. コマンド実行は、スクリプト実行と同等の影響力を持つ
  3. レジストリー編集は、取り消せない変更を加えられる

ヘルプデスクの一次対応担当には、ファイル転送とサービス管理までを許可し、レジストリー編集とコマンド実行はインフラ担当に限定する、といった分け方が実務的です。

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このNinjaOneガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、NinjaOneドキュメンテーションサイトもご覧ください。