アンチウイルス、脆弱性管理、リモートアクセスの各製品と連携します。既存の製品を活かしながら、状態をNinjaOneで一元的に把握するための設定です。
アンチウイルス・EDR製品との連携
最も重要な連携です。NinjaOne自身はウイルスを検出しないため、他社製品との組み合わせが前提になります。
連携すると次のことができます。
| できること | 効果 |
|---|---|
| 保護の状態を監視する | 無効になっている端末を検知する |
| 定義ファイルの状態を確認する | 更新が止まっている端末を発見する |
| 検出結果を参照する | デバイス情報と同じ画面で確認する |
| 異常時にアラートを出す | Conditionで検知して通知する |
設定はPolicyのAntivirusセクションで行います。手順と運用はアンチウイルスの管理と監視を参照してください。
責任分界としては、状態の把握はNinjaOne、検出への対応は製品側の管理コンソール、という分担になります。
脆弱性管理製品との連携
専用の脆弱性管理製品を使っている場合、検出結果をNinjaOneに取り込めます。
判断の基準は次の通りです。
| 状況 | 選択 |
|---|---|
| 専用製品を導入していない | NinjaOneのVulnerability Managementを使う |
| 専用製品を運用している | 連携して結果を統合する |
| 両方使う | 対象範囲を分ける |
3番目は避けてください。同じデバイスを両方でスキャンすると、件数が二重になり、どちらの数字を報告すべきか分からなくなります。
リモートアクセス製品との連携
既に別のリモートアクセス製品を使っている場合、NinjaOneの画面から起動できるように連携できます。
| 構成 | 特徴 |
|---|---|
| NinjaOne Remoteに統合 | 記録が1カ所にまとまる。移行の手間がある |
| 既存製品を連携 | 現在の運用を維持できる。記録が分散する |
段階的な移行を計画するなら、まず連携して両方使える状態にし、徐々にNinjaOne Remoteへ寄せる進め方が現実的です。
【注意】 複数のリモートアクセス製品を並行運用すると、どちらで接続したかによって記録の残る場所が変わります。監査で「誰がいつ端末にアクセスしたか」を求められたとき、複数の記録を突き合わせる必要が生じます。長期的には統合を検討してください。
ドキュメント管理製品との連携
構成情報を管理する製品と連携できます。既に運用している場合、NinjaOneのデバイス情報と紐づけられます。
新規に導入するなら、NinjaOne Documentationを使う方が管理対象が増えません。既存の資産がある場合は連携を検討してください。
SIEMへのログ連携
ログを集約する仕組みへ、NinjaOneの情報を送れます。ウェブフックを使う方法が一般的です。
送信する対象は絞ってください。全てのイベントを送ると、SIEM側で処理しきれなくなります。
| 送信を検討する内容 | 理由 |
|---|---|
| セキュリティーに関わる検知 | 相関分析の対象になる |
| リモート接続の記録 | アクセスの追跡 |
| 権限の変更 | 不正な変更の検知 |
| アンチウイルスの無効化 | 攻撃の前段階の可能性 |
ウェブフックの設定は通知先(メール・SMS・ウェブフック)の設定を参照してください。
連携コンポーネントの削除
連携を解除する際、デバイス側に導入されたコンポーネントが残る場合があります。
| 確認項目 | 対応 |
|---|---|
| デバイス側の常駐ソフト | 削除の手順を確認する |
| 設定ファイル | 不要なら削除する |
| 認証情報 | 連携先で無効化する |
| 通信の許可設定 | 不要になった宛先を見直す |
3番目を忘れないでください。NinjaOne側で連携を削除しても、連携先で発行した認証情報は有効なまま残ります。連携先でも無効化してください。
【運用のポイント】 連携の解除は、追加するときより手順が多くなります。追加時に「解除するときに何が必要か」を記録しておくと、後の作業が楽になります。