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はじめに / 製品概要と用語

NinjaOneとは

NinjaOneがどのような製品かを説明します。管理対象の3系統、IT管理の課題との対応、モジュール構成の全体像、SaaSとしての提供形態、ライセンスの考え方について解説します。

目次

NinjaOneがどのような製品で、何を解決するのかを説明します。個別の機能に入る前に全体像とモジュールの関係を押さえておくと、以降のページが読みやすくなります。

NinjaOneの概要

NinjaOneは、企業のIT機器を一元管理するクラウド型のプラットフォームです。

管理対象は3つに分かれます。

対象管理方法
PC・サーバーAgentを導入する
モバイルデバイスMDMで登録する
ネットワーク機器、Agentを入れられない機器SNMPまたは外部からの応答確認で監視する

最も基本になるのが1番目です。管理対象のデバイスにAgentという常駐プログラムを導入すると、管理コンソールから次のことができるようになります。

  • 稼働状況の監視
  • OSとソフトウェアの更新
  • リモート操作
  • バックアップ
  • 資産情報の収集
  • 問い合わせ管理

自社でサーバーを構築する必要はありません。SaaSとして提供されるため、ブラウザーがあれば利用を開始できます。

NinjaOneが解決する課題

IT管理の現場で起きやすい状況と、NinjaOneでの解決を対応させると次のようになります。

よくある状況NinjaOneでの解決
管理対象が何台あるか正確に分からないAgentの導入とNetwork Discoveryで自動的に台帳化する
更新が適用されているか確認できない適用状況を一覧とレポートで可視化する
障害に気付くのが利用者からの連絡Conditionによる自動検知とアラートで先に気付く
同じ作業を毎回手で繰り返しているスクリプトとScheduled Automationsで自動化する
拠点が分かれていて現地に行けないリモート操作とBackground Modeで遠隔対応する
問い合わせ管理が別ツールで分断しているNinjaOne Ticketingでデバイス情報と統合する

モジュール構成の全体像

NinjaOneは複数のモジュールで構成されますが、利用者から見ると1つの画面にまとまっています。デバイスを1台開くと、各モジュールがタブとして並びます。

デバイス画面のタブ構成
1台のデバイス画面に、Patching、Software、Backup、Ticketing、Vulnerabilitiesなど各モジュールがタブとして並ぶ

別々の製品を組み合わせるのではなく、同じAgentが集めた情報を各モジュールが共有する構造です。パッチの適用状況を見てから、そのままリモート接続して、必要ならチケットを起票する、という流れが画面を移動せずに完結します。

Endpoint Managementとその周辺

中核となるモジュールです。デバイスの監視、インベントリーの収集、Policyによる設定管理、スクリプトの実行を担います。他の全モジュールがこの上に乗るため、最初に理解すべき領域です。

Patch ManagementとEndpoint Security

Patch ManagementはOSとサードパーティー製ソフトウェアの更新を扱います。Endpoint Securityはアンチウイルスの状態監視、脆弱性の検出、暗号化キーの管理、アプリケーションの制御を担当します。

この2つは連動します。検出した脆弱性の多くはパッチ適用で解消するため、両方を使うことで検出から対処までが一続きになります。

NinjaOne Backup

ファイル単位のバックアップとイメージバックアップの両方に対応します。保存先はクラウド、ローカル、両方の併用から選べます。

NinjaOne RemoteとNinjaOne MDM

NinjaOne Remoteは画面共有によるリモート操作と、利用者に影響を与えずに作業するBackground Modeを提供します。NinjaOne MDMはiOS、iPadOS、Android、macOSのモバイルデバイス管理を担当します。

NinjaOne TicketingとNinjaOne Documentation

NinjaOne Ticketingは問い合わせ管理です。チケットがデバイス情報と紐づくため、対応中に対象デバイスの状態をその場で確認できます。NinjaOne Documentationは手順書や機器情報を蓄積する場所です。

SaaSとしての提供形態

導入と運用にあたって押さえておくべき点が3つあります。

通信の向き、テナントの単位、更新の頻度です。

Agentからの通信はアウトバウンドのみで完結します。ファイアウォールに受信の穴を開ける必要はありません。許可すべき宛先はネットワーク要件と通信の許可設定で説明します。

契約時に割り当てられるインスタンス上にテナントが作成されます。インスタンスによって、利用できる機能や連携できる外部製品が異なる場合があります。

NinjaOneは製品の更新が頻繁です。画面の構成や項目名が変わることがあるため、本ガイドと実際の画面が異なる場合は公式ドキュメントで最新の情報を確認してください。

ライセンス体系の考え方

ライセンスはモジュール単位の組み合わせで構成されます。必要な機能だけを選べる一方、どのモジュールが必要かは運用体制によって変わります。

判断の目安としては、次の順で検討すると整理しやすくなります。

  1. まずEndpoint Managementで管理対象を把握する
  2. 更新管理の課題が大きければPatch Managementを加える
  3. 遠隔サポートの負荷が高ければNinjaOne Remoteを加える
  4. バックアップや問い合わせ管理を統合したい場合に該当モジュールを検討する

【運用のポイント】 最初から全モジュールを導入する必要はありません。Endpoint ManagementとPatch Managementで運用を軌道に乗せてから、課題の大きい領域を順に足していく方が定着します。

具体的な構成と価格は契約条件により異なります。

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このNinjaOneガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、NinjaOneドキュメンテーションサイトもご覧ください。