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連携・API・運用 / 外部連携とAPI

外部連携の全体像と責任分界

NinjaOneと他製品を連携させる仕組みの全体像を説明します。モジュール自体がAppsとして管理される構造、責任分界の考え方、二重管理の回避、権限設計を解説します。

目次

NinjaOneと他の製品を連携させる仕組みを説明します。何がつながり、何がつながらないかを理解してから、個別の設定に進んでください。

連携でできること

連携の目的は大きく3つに分かれます。

目的内容
情報を取り込む他の製品が持つ情報をNinjaOneで見る
情報を渡すNinjaOneの情報を他の製品へ送る
操作を連動させる一方の操作が他方に反映される

最も多いのは1番目です。アンチウイルスの状態やチケットの情報を、デバイスの情報と同じ画面で確認できるようにします。

連携の管理場所

AdministrationAppsにあるInstalledで、有効になっている機能と連携を確認します。

Appsの一覧
NinjaOne自身のモジュールと外部連携が、同じAppsとして並ぶ。それぞれEnabledDisabledが表示される

注目すべきは、NinjaOne自身のモジュールもAppsとして管理されている点です。NinjaOne MDM AppleNinjaOne PatchingNinjaOne SaaS BackupsNinjaOne IT Asset Managementなどが並び、それぞれ有効・無効の状態を持ちます。

つまり、この画面は次の2つを兼ねています。

用途確認できること
契約範囲の把握どのモジュールが有効になっているか
連携の棚卸しどの外部連携が入っているか

導入直後にこの画面を確認してください。契約したモジュールがDisabledのまま放置されていることがあります。逆に、使っていないモジュールが有効になっている場合もあります。

Early accessという表示があるものは提供が始まったばかりの機能です。本番運用に組み込む前に検証してください。

新しい連携はAdd appから追加します。

連携先のカテゴリー

カテゴリー連携する目的
アンチウイルス・EDR保護の状態を監視する
脆弱性管理検出結果を統合する
リモートアクセス既存の接続手段を使う
PSA・ITSMチケットと資産情報を連携する
ドキュメント管理構成情報を参照する
通知・チャットアラートを既存の連絡経路へ送る
SIEMログを集約する

自社が使っている製品が対応しているかは、公式ドキュメントで確認してください。対応する製品は随時追加されます。

責任分界の考え方

連携すると、どちらの製品が何を担うのかが曖昧になりがちです。設定の前に分界点を決めてください。

項目決めること
正となる情報資産情報はどちらが正か
操作の起点どちらの画面から操作するか
通知の経路どちらから通知を出すか
記録の保管対応の記録はどちらに残すか

例えばアンチウイルス製品と連携した場合、状態の確認はNinjaOne、検出への対応はアンチウイルス製品側、という分担になります。この分界を決めておかないと、両方の画面を毎回確認することになります。

【運用のポイント】 「どちらでもできる」状態は、運用が分散する原因になります。担当者ごとに使う画面が違うと、対応の記録も分散します。連携の設定と同時に、どちらを主とするかを明文化してください。

二重管理を避ける

連携で起こりやすい失敗が、情報の二重管理です。

状況問題
両方で資産情報を管理更新が片方だけに反映される
両方でチケットを起票同じ案件が2件になる
両方から通知同じアラートが2回届く

対策は、正となる側を決めることです。片方を参照専用にする、もう片方への入力を禁止するといったルールを設けてください。

連携を追加する前の確認事項

#確認内容
1連携によって何が改善されるか
2現在の運用のどこが置き換わるか
3必要な認証情報を取得できるか
4連携先の権限は最小限か
5連携が止まったときにどうなるか

1番目に答えられない連携は設定しないでください。「できるから」という理由で連携を増やすと、管理する対象が増えるだけです。

5番目も重要です。連携は認証情報の失効や仕様変更で止まります。止まったときに気付ける仕組みと、代替の運用を考えておいてください。

連携の権限設計

連携先には、必要最小限の権限だけを与えてください。

用途必要な権限
情報を読み取るだけ読み取り権限のみ
チケットを起票する該当機能の書き込み権限
デバイスを操作する慎重に判断する

管理者権限で連携すると、その認証情報が漏れた場合の影響が大きくなります。読み取りだけで足りる連携に、書き込み権限を与えないでください。

インスタンスによる違い

利用できる連携先は、契約しているモジュールとテナントが載っているインスタンスによって異なる場合があります。

導入前に、必要な連携が利用可能かを確認してください。

連携の棚卸し

設定した連携は、定期的に確認してください。

確認内容対応
使われていない連携削除する
エラーが記録されている連携原因を調査する
認証情報の有効期限期限前に更新する
権限が過剰な連携必要最小限に絞る

使われていない連携を残すと、不要な権限が有効なまま放置されます。四半期ごとの確認を推奨します。

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このNinjaOneガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、NinjaOneドキュメンテーションサイトもご覧ください。