ネットワーク上の機器を探索し、監視対象として登録します。手作業でIPアドレスを入力するのではなく、探索して見つかったものから選びます。
探索の設定
探索を実行するデバイスと、探索する範囲を指定します。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| 実行するデバイス | 対象ネットワークにある管理対象デバイス |
| 探索する範囲 | IPアドレスの範囲 |
| 認証情報 | SNMPの接続に使う情報 |
| 実行の頻度 | 単発か定期実行か |
範囲は必要な部分に絞ってください。広げすぎると、監視対象にしない機器まで大量に検出され、選別に手間がかかります。
SNMPの認証情報
機器へ問い合わせるための情報を登録します。SNMPのバージョンによって必要な情報が異なります。
| バージョン | 必要な情報 |
|---|---|
| SNMPv1 / v2c | コミュニティー名 |
| SNMPv3 | ユーザー名、認証方式、暗号化方式 |
SNMPv3は認証と暗号化に対応しています。セキュリティー上はこちらが望ましいものの、機器側の対応と設定の手間が必要です。ネットワーク担当と方針を決めてください。
機器ごとに認証情報が異なる場合、複数登録して探索時に試行させることもできます。
【注意】 コミュニティー名を初期値のまま使わないでください。初期値のまま運用している機器は、外部から情報を読み取られる可能性があります。SNMPを有効にする際に、あわせて変更することを推奨します。
探索の実行と結果の確認
探索を実行すると、応答した機器が一覧に表示されます。実行の履歴も記録されるため、いつどの範囲を探索したかを後から確認できます。
結果を確認する際は、次の観点で見てください。
- 想定した機器が検出されているか
- 想定外の機器が検出されていないか
- 応答しなかった機器はないか
2番目が重要です。把握していない機器がネットワークに接続されている可能性があります。誰が何のために設置したかを確認してください。
3番目は、SNMPが無効か、認証情報が違うか、そもそも対応していないかのいずれかです。
監視対象としての登録
検出された機器から、監視する対象を選んで登録します。
登録時に設定する項目は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 一覧で識別できる名前 |
| Organization / Location | 所属する組織と拠点 |
| Device Role | 機器の分類 |
| 適用するPolicy | 監視の設定 |
Device Roleを分けておくと、機器の種類ごとに異なる監視設定を適用できます。スイッチとUPSでは監視すべき項目が違うためです。
Policyの割り当てはNMS Policiesという区分で行います。Agentを導入したデバイス向けのAgent Policiesとは別枠です。詳細はOrganizationとLocationの設計・作成を参照してください。
名称の付け方
機器の名称は、一覧で意味が分かるようにしてください。
| よくない例 | いい例 |
|---|---|
192.168.1.1 | 本社3F-コアスイッチ |
switch1 | 大阪支店-フロアスイッチ-01 |
UPS | サーバールーム-UPS-A |
障害時にアラートを受け取ったとき、名称だけで「どこの何が」を判断できる状態が理想です。
Locationへの割り当て
機器を正しいLocationに割り当ててください。拠点別の障害を判断する際に必要です。
「大阪支店の機器がまとめて応答しない」という状況は、拠点の回線障害を示唆します。Locationが正しく設定されていないと、この判断ができません。
機器の移動と削除
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 機器を別拠点へ移設 | Locationを変更する |
| 機器を交換 | 新しい機器を登録し、旧機器を削除する |
| 機器を廃棄 | 登録を削除する |
| IPアドレスを変更 | 設定を更新する |
削除を忘れると、応答しない機器としてアラートが出続けます。放置すると、そのアラート自体が無視されるようになります。
【運用のポイント】 ネットワーク機器の変更は、ネットワーク担当が実施し、NinjaOneの更新は情報システム担当が行う、という分担になりがちです。この間で連絡が漏れると、記録と実態がずれます。機器の変更手順に「NinjaOneの更新」を含めてください。