Digital Accels

導入編 / デバイスの登録

デバイスの承認と初期設定チェックリスト

NinjaOneでAgent導入後のデバイスを運用できる状態に整える手順を説明します。承認の3状態、表示名とタグの設定、Policyの適用確認、導入完了を確認する12項目を紹介します。

目次

Agentを導入したデバイスを、運用できる状態に整えます。第1部の締めくくりとして、導入作業の完了条件をチェックリストにまとめます。

デバイスの承認

承認を必須にする設定にしている場合、Agentをインストールしただけでは管理対象になりません。管理者が承認して初めて監視が始まります。

承認の状況はOrganizationの設定画面にあるDevicesStatusで確認します。

デバイス承認の画面
PendingApprovedRejectedの3つに分かれ、それぞれの件数が表示される

タブは3つに分かれます。

タブ内容
Pending承認待ち。監視されていない状態
Approved承認済み。管理対象
Rejected却下済み

一覧にはSource(検出の経路)、Domain ControllerUserLast Deployment Statusが並びます。Sourceを見れば、Agentのインストールで登録されたのか、Active Directory Discoveryで検出されたのかが分かります。

同じ画面のDiscovery Jobsタブでは、探索ジョブの実行状況を確認できます。

承認を必須にするかどうかは、環境によって判断が分かれます。

設定向いている状況
承認を必須にする意図しないデバイスの登録を防ぎたい。台数課金を厳密に管理したい
自動で承認する大量展開時。承認作業が現実的でない

大規模展開の期間だけ自動承認にし、展開完了後に必須へ戻す運用も可能です。

【注意】 承認待ちのデバイスは監視されていません。承認を必須にしている場合、承認漏れがあると「Agentは入っているのに何も監視されていない」状態が続きます。展開後は必ず承認待ちの一覧を確認してください。

表示名・所有者・タグの設定

デバイスの識別に必要な情報を整えます。

項目設定の指針
表示名ホスト名のままか、資産管理番号に合わせるかを最初に決める
所有者利用者を紐づける。問い合わせ対応と棚卸しで使う
タグ用途、部署、契約区分など、絞り込みに使う軸を設定する

表示名の方針は最初に統一してください。ホスト名と資産管理番号が混在すると、一覧の並び順が意味をなさなくなります。

タグは後から一括で付け直せますが、設計せずに増やすと似た意味のタグが乱立します。使う軸を3つ程度に絞ることをおすすめします。詳しくはタグとDevice Rolesによる分類で扱います。

Policyの割り当て確認

Policyは所属Locationのデフォルトが自動で適用されます。したがって、この段階での作業は「割り当てる」ことではなく「意図したものが当たっているか確認する」ことです。

確認すべきなのは次の点です。

  1. サーバーにクライアント用のPolicyが当たっていないか
  2. Windows用のPolicyがmacOSやLinuxに当たっていないか
  3. 再起動を許容できないデバイスに、自動再起動を含むPolicyが当たっていないか

3番目は特に重要です。基幹サーバーに一般的なパッチ適用Policyが当たっていると、業務時間中に再起動される可能性があります。

Locationごとに異なるPolicyを当てる方法はOrganizationとLocationの設計・作成で説明しています。

Device Roleの割り当て

Device Roleはデバイスの用途による分類で、Policyの割り当てとレポートの絞り込みに使われます。

Agent Installerを作成する時点でDevice Roleを指定できます。用途が決まっている端末は、インストーラーを用途別に作り分けておくと、この作業自体が不要になります。

後から変更する場合は、デバイス一覧で複数選択してまとめて設定できます。

導入完了チェックリスト

第1部の作業が完了したかを確認します。

#確認項目参照先
1通信の許可設定が済んでいるネットワーク要件と通信の許可設定
2管理者アカウントが2つ以上あるユーザーの追加とロール
3MFAの予備方式が登録されているSSO・SCIM・MFAの設定
4権限が役割に応じて設定されている権限設計の考え方
5OrganizationとLocationの構造が確定しているOrganizationとLocationの設計・作成
6通知チャネルが作成され、テスト送信を確認済み通知先(メール・SMS・ウェブフック)の設定
7想定台数のAgentが導入されている大規模展開
8承認待ちのデバイスが残っていないこのページ
9Network Discoveryを実行し、導入漏れを確認済みNetwork Discoveryと未管理デバイスの検出
10全デバイスに意図したPolicyが適用されているこのページ
11表示名の命名規則が統一されているこのページ
12退職者や不要になったインストーラーが失効済みWindows Agentの導入

【運用のポイント】 10番目は、デバイス一覧をPolicy列で並べ替えると一括で確認できます。想定と違うPolicyが当たっているデバイスがまとまって見つかることがあります。

次に進む前に

ここまでで、デバイスが管理下に入り、情報が集まる状態になりました。ただし、この時点では「何を異常とみなすか」が決まっていません。

第2部では、ダッシュボードの見方から始めて、PolicyとConditionの設計に進みます。監視の質はここで決まります。ダッシュボードの全体像から続けて読んでください。

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このNinjaOneガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、NinjaOneドキュメンテーションサイトもご覧ください。