デバイスにインストールされているソフトウェアの情報を確認します。ライセンス管理、脆弱性対応、意図しないソフトウェアの検出に使います。
収集される項目
Agentが自動で収集します。管理者の作業は不要です。

| 列 | 用途 |
|---|---|
Software | ソフトウェア名 |
Version | バージョン。更新の要否と脆弱性の判定に使う |
Publisher | 発行元。正規のものか判断する |
Devices Count | 導入されている台数 |
Devices Name | 導入されているデバイス名 |
Devices Countが表示される点が実務では重要です。ライセンスの保有数と突き合わせる際、この数字がそのまま使えます。
バージョン情報が取れることも重要です。脆弱性の多くは特定バージョン以下で発生するため、対象デバイスの特定に直結します。
デバイス単位での確認
デバイス詳細画面のSoftwareタブで確認します。問い合わせ対応中に、そのデバイスに何が入っているかをその場で確認できます。
「特定のソフトが起動しない」という申告に対して、そもそもインストールされているか、バージョンがいくつかを確認できます。
特定のソフトウェアが入っているデバイスを探す
管理台数が多いほど価値が出る使い方です。全社を横断してソフトウェア名で検索できます。
実務でよく使う場面は次の通りです。
| 場面 | 調べること |
|---|---|
| 脆弱性情報が公表された | 該当バージョンが入っている端末を特定する |
| ライセンス更新の時期 | 実際に使われている台数を数える |
| サポート終了の告知 | 対象製品が残っている端末を洗い出す |
| 標準ソフトの展開状況 | 未導入の端末を特定する |
【運用のポイント】 脆弱性が公表されたとき、対象バージョンで検索すれば影響範囲が数分で分かります。従来なら各拠点に確認を依頼して数日かかっていた作業です。この速さが、Software Inventoryを整備しておく最大の理由です。
意図しないソフトウェアの検出
業務に不要なソフトウェアや、許可していないソフトウェアの検出に使えます。
| 分類 | 対応の考え方 |
|---|---|
| 業務に不要なもの | 削除を依頼する。または実行を制御する |
| ライセンス違反の可能性があるもの | 利用状況を確認する |
| サポートが終了したもの | 更新または削除を計画する |
| 情報漏えいのリスクがあるもの | 早急に対応する |
検出したソフトウェアの実行を制御する方法はアプリケーションの管理と制御で扱います。
Conditionを設定すれば、特定のソフトウェアがインストールされた時点で通知を受け取れます。事後の棚卸しではなく、発生時点で気付けるようになります。設定方法はConditionの基本と種類を参照してください。
ライセンス管理への活用
インストール台数を実数で把握できるため、ライセンスの過不足が分かります。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 保有ライセンス数 > インストール台数 | 余剰。次回更新で見直す |
| 保有ライセンス数 < インストール台数 | 不足。コンプライアンス上の問題 |
| インストール済みだが使われていない | 利用状況を確認して回収を検討する |
3番目は判断が難しい部分です。インストールされているだけでは、実際に使われているかは分かりません。利用者への確認と組み合わせて判断してください。
保有ライセンスの情報を登録して突き合わせる方法はソフトウェアライセンスとWarranty Trackingで説明します。
脆弱性対応との関係
Software Inventoryは脆弱性管理の基礎データになります。検出された脆弱性は、多くの場合「このソフトウェアのこのバージョンに問題がある」という形で示されます。
Vulnerability Managementを利用している場合、この突き合わせは自動で行われます。詳細はVulnerability Managementの概要と設定を参照してください。
利用していない場合も、公表された脆弱性情報をもとに手動で検索すれば影響範囲を特定できます。