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機能別ガイド / NinjaOne MDM

モバイルポリシー・アプリ配布・リモートワイプ

NinjaOneでモバイルデバイスに設定を適用して管理する方法を説明します。Device classごとに分かれるポリシー、6つのセクション、アプリの配布、紛失時の対応手順を紹介します。

目次

登録したモバイルデバイスに設定を適用し、アプリを配布し、紛失時に対応します。日常の運用で使う機能をまとめます。

モバイルポリシーの管理場所

MDMのポリシーはAdministrationPoliciesにあるMDM Policiesで管理します。

MDM Policiesの一覧
Device classごとに分かれる。Apple iOSApple iPadOSAndroidが別のPolicyになる

Agentのポリシーと同様、Device classで対象が決まります。

Device class対象
Apple iOSiPhone
Apple iPadOSiPad
AndroidAndroid端末

iOSとiPadOSが別区分である点に注意してください。同じPolicyをiPhoneとiPadの両方に適用することはできません。画面サイズが違うため設定できる項目も異なります。

Defaultの表示があるPolicyは、新規登録デバイスに自動で適用されるものです。一覧には適用台数と組織数も表示されます。

モバイルポリシーの構成

MDMのポリシーは、機能ごとのセクションに分かれています。

iOSポリシーの構成
左側にセクションが並ぶ。Passcodeではパスコードの要件を設定する

iOS向けのポリシーでは次のセクションがあります。

セクション設定できる内容
Passcodeパスコードの要件
Restrictions機能やアプリの制限
Applications配布するアプリ
Network無線LANやVPNの設定
OS updatesOS更新の制御
Location tracking位置情報の取得

Androidでも同様の考え方ですが、設定できる項目はプラットフォームによって異なります。

パスコードの設定

デバイスのロック解除に必要なパスコードの要件を定めます。

設定できる主な項目は次の通りです。

項目内容
パスコードの必須化設定しないと使えない状態にする
英数字の要求数字のみを禁止する
最小文字数桁数の下限
自動ロックまでの時間操作しない状態が続いたときのロック
失敗回数の上限一定回数失敗したときの動作

設定には相互に排他な組み合わせがあります。画面上に案内が表示されるので、確認しながら設定してください。

【運用のポイント】 要件を厳しくしすぎると、利用者がデバイスを使わなくなります。業務で頻繁に使うデバイスで、20文字の英数字を毎回入力させるのは現実的ではありません。生体認証との併用を前提に、無理のない要件にしてください。

機能の制限

業務上必要のない機能を無効化できます。

制限の例検討する理由
カメラの無効化撮影禁止区域での利用
スクリーンショットの禁止情報の持ち出し防止
アプリストアの利用制限業務外アプリの導入防止
データのコピー制限業務データの個人領域への移動を防ぐ

制限は利用者の利便性を下げます。業務上の必要性を説明できるものだけにしてください。「念のため」で制限を増やすと、業務効率が落ちます。

BYODでは、個人領域への制限はかけられません。業務領域だけが対象です。

アプリの配布

業務で使うアプリを一括で配布できます。

配布の方式内容
必須アプリ自動でインストールされる。削除できない
任意アプリ利用者が選んでインストールできる

必須にすべきなのは、業務に不可欠なアプリです。全社で使うグループウェアや、業務システムのクライアントアプリが該当します。

グループごとに配布内容を変えられます。営業部には営業支援アプリ、現場作業者には点検アプリ、という配布が可能です。

配布したアプリの更新も管理できます。古いバージョンが残らないよう、更新の設定も確認してください。

位置情報の取得

デバイスの位置を取得する設定です。紛失時の捜索に使えます。

【注意】 位置情報の取得は、利用者のプライバシーに関わります。取得する場合は、事前に利用者へ説明し、同意を得てください。特にBYODや、業務時間外も所持するデバイスでは慎重な判断が必要です。就業規則や労使協定との整合も確認してください。

取得する場合も、常時取得ではなく紛失時に限定する運用が一般的です。

紛失・盗難時の対応

対応の選択肢は3つあります。

操作内容使う場面
リモートロックデバイスをロックする一時的に見つからない
位置情報の確認現在地を調べる捜索する
リモートワイプデータを消去する発見が見込めない、情報漏えいのリスクが高い

対応の順序を決めておいてください。一般的には次の流れです。

  1. 紛失の報告を受ける
  2. リモートロックを実行する
  3. 位置情報を確認する
  4. 一定時間が経過し、発見が見込めなければワイプする
  5. 対応内容を記録する

4番目の判断基準を事前に決めてください。「何時間経過したらワイプするか」を決めておかないと、判断が遅れて情報漏えいのリスクが続きます。

【注意】 リモートワイプは取り消せません。会社所有デバイスなら全データが、BYODなら業務領域のデータが消えます。実行前に、本当に紛失しているかを確認してください。「机の引き出しにあった」という結末は珍しくありません。

退職時の処理

デバイス対応
会社所有登録を解除し、初期化してから回収する
BYOD業務領域を削除する。個人データは残る

BYODでは個人のデータに触れられません。業務領域だけが削除され、利用者は個人利用を続けられます。

処理はチェックリストで管理してください。アカウントの停止、デバイスの解除、機器の回収を1つのリストにまとめれば、漏れを防げます。

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このNinjaOneガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、NinjaOneドキュメンテーションサイトもご覧ください。