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機能別ガイド / NinjaOne Ticketing

Board・ステータス・SLAの設定

NinjaOneでチケットの見せ方と対応期限を設計する方法を説明します。役割ごとのBoard設計、5段階のステータス構成、優先度別のSLA設定、達成率が低い場合の判断を解説します。

目次

チケットの見せ方、対応の状態、対応期限を設計します。運用が始まってから変更すると混乱するため、最初に決めてください。

Boardの役割

Boardは、条件で絞り込んだチケットの一覧です。担当者ごと、種別ごとに見たいチケットだけを表示できます。

役割ごとにBoardを用意すると、それぞれが見るべきものだけを見られます。

Boardの例表示する条件見る人
未割り当て担当者が決まっていない一次受け担当
自分の担当自分に割り当てられている各担当者
期限が近いSLAの期限まで残りわずか全員
高優先度優先度が高い責任者
今日完了本日解決したもの責任者

Boardを作りすぎないでください。見るべきものが分散すると、どれも見なくなります。担当者1人あたり2つか3つで足ります。

ステータスの設計

Statusは対応の状態を表します。多すぎても少なすぎても運用が滞ります。

出発点としては、次の構成をおすすめします。

ステータス意味
新規起票されたが未着手
対応中担当者が対応している
保留依頼者や第三者の回答待ち
解決済み対応は完了。依頼者の確認待ち
完了確認が取れて閉じた

「保留」を用意することが重要です。これがないと、待ち状態のチケットが「対応中」に埋もれ、実際には何も進んでいないのに対応中として滞留します。

【運用のポイント】 「解決済み」と「完了」を分けてください。担当者が対応を終えた時点と、依頼者が納得した時点は別です。分けておくと、対応したつもりで解決していない案件を発見できます。

必要に応じて独自のステータスを追加できます。ただし、追加する前に「既存のステータスで表現できないか」を確認してください。

承認を伴うステータス

対応の実施前に承認が必要な案件では、承認用のステータスを設けられます。

場面用途
費用が発生する対応上長の承認を得てから実施
業務停止を伴う作業業務部門の合意を得てから実施
権限の付与依頼承認者の判断を経てから実施

承認の記録がチケットに残るため、後から経緯を確認できます。

SLAの設定と計測

SLAは対応の期限を定めるものです。設定すると、期限までの残り時間が表示され、超過が可視化されます。

設定する際は、優先度ごとに期限を変えます。

優先度初回応答解決
緊急30分以内4時間以内
2時間以内1営業日以内
1営業日以内3営業日以内
3営業日以内期限なし

この数値は例です。自社の体制で守れる水準に設定してください。守れない目標を設定すると、SLAの超過が常態化して意味をなさなくなります。

初回応答と解決を分けることを推奨します。すぐに解決できなくても、受け付けたことを早く伝えれば依頼者の不安は減ります。

対応時間の設定

SLAの計測を、営業時間内だけで行うか24時間で行うかを設定します。

設定適した契約
営業時間内のみ平日日中対応の契約
24時間24時間対応の契約

平日日中の契約で24時間計測にすると、金曜夕方の起票が月曜には期限超過になります。契約内容と一致させてください。

自動化の条件としてBusiness hoursを使えば、営業時間内外で処理を分けることもできます。設定方法は自動化トリガーの設定を参照してください。

運用開始後の見直し

設計は運用しながら調整します。次を定期的に確認してください。

確認内容判断
SLAの達成率低いなら体制か目標を見直す
保留のまま長期間経過したチケット追跡の仕組みが必要
使われていないステータス削除を検討する
使われていないBoard削除を検討する
未割り当てのまま滞留するチケット一次受けの体制を見直す

【注意】 SLAの達成率が常に低い場合、担当者の努力不足ではなく設定が現実に合っていない可能性が高くなります。目標を守れる水準に修正するか、体制を増強するかを判断してください。守れない目標を掲げ続けると、SLA自体が無視されるようになります。

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このNinjaOneガイド記事は、2026年8月現在の情報をもとにデジタルアクセルズが正規販売代理店として独自に作成したものであり、日本語環境での実際の動作は異なる場合があります。最新の製品マニュアルとしては、NinjaOneドキュメンテーションサイトもご覧ください。