レポートを定期的に自動生成し、関係者へ届けます。毎月手作業で作成する運用から解放されます。
定期配信の設定
ReportingのSchedulesからCreate New Scheduleで作成します。

Schedule、Report Templates、Emailの3タブ。Emailタブには社外送信の警告が表示されるタブは3つに分かれます。
| タブ | 設定内容 |
|---|---|
Schedule | 生成のタイミングと頻度 |
Report Templates | 配信するレポートの選択。複数選べる |
Email | 宛先、件名、本文 |
1つのスケジュールに複数のレポートを含められます。月次報告で3種類のレポートを送る場合、スケジュールを3つ作る必要はありません。
社外送信の警告
Emailタブには警告が表示されます。
By entering an email into this field, the data contained within this report will be sent outside of the NinjaOne system.
入力したアドレス宛てにレポートのデータが送信される、という注意です。
この警告は形式的なものではありません。レポートにはデバイス名、利用者名、IPアドレス、ソフトウェアの導入状況などが含まれます。社内の情報が社外のアドレスへ送られる経路になり得ます。
| 確認項目 | 理由 |
|---|---|
| 宛先が正しいか | 社外アドレスへの誤送信を防ぐ |
| レポートの内容 | 相手に見せていい情報か |
| 顧客向けの場合の範囲 | 他の顧客の情報が含まれていないか |
【注意】 顧客へ配信する設定を作る際は、対象のOrganizationで正しく絞り込まれているかを必ず確認してください。絞り込みを誤ると、他の顧客の情報を含むレポートが送信されます。一度送ってしまうと取り消せません。
SubjectとMessageは編集できます。件名に「月次報告」のように内容が分かる語を入れておくと、受け取る側が識別しやすくなります。
月次報告なら、月初の営業日に前月分を配信する設定になります。
【運用のポイント】 配信のタイミングは、報告の締め切りより数日早く設定してください。内容を確認し、説明を添える時間が必要です。締め切り当日に生成しても、確認する余裕がありません。
配信先の指定
受け取る人を指定します。個人のアドレスより、共有のアドレスやグループを推奨します。担当者が変わっても設定変更が不要になります。
| 配信先 | レポートの内容 |
|---|---|
| 情報システム部門 | 全体の詳細 |
| 各部門の責任者 | その部門の範囲 |
| 経営層 | サマリーのみ |
| 顧客 | その顧客の範囲 |
受け取る人によって、必要な粒度が違います。全員に同じレポートを送ると、詳細すぎて読まれないか、粗すぎて役に立たないかのどちらかになります。
配信の設計
配信を設定しすぎないでください。多すぎるレポートは読まれなくなります。
| 頻度 | 適したレポート |
|---|---|
| 日次 | 緊急性が高いもの。原則として不要 |
| 週次 | 運用担当者向けの状況確認 |
| 月次 | 経営層や顧客への報告 |
| 四半期 | 傾向の分析、計画の見直し |
日次のレポート配信は、ほとんどの場合不要です。日々の確認はダッシュボードで行い、レポートは記録を残す目的に絞ってください。
レポートの共有
生成したレポートを、メール以外の方法で共有することもできます。
共有リンクを発行すれば、都度ファイルを送る必要がありません。ただし、リンクを持つ人が閲覧できる状態になるため、扱いには注意してください。
| 共有方法 | 適した場面 |
|---|---|
| メール添付 | 特定の相手に確実に届ける |
| 共有リンク | 継続的に参照してもらう |
顧客へ提供する場合、契約内容に応じた方法を選んでください。
【注意】 共有リンクには有効期限を設定してください。期限のないリンクを発行すると、退職者や契約が終了した顧客でも閲覧できる状態が続きます。四半期ごとに、発行済みのリンクを確認する運用を推奨します。
配信されない場合の確認
設定したのに届かない場合、次を確認します。
- 配信の設定が有効になっているか
- 配信先のアドレスが正しいか
- 対象の範囲にデータが存在するか
- 迷惑メールに振り分けられていないか
- 添付ファイルのサイズ制限に引っかかっていないか
3番目は見落とされがちです。対象の絞り込みが厳しすぎて、該当するデータが0件になっている場合があります。
5番目も起こり得ます。対象台数が多いレポートは、ファイルサイズが大きくなります。受信側のメールサーバーで拒否されることがあります。
配信の見直し
設定した配信は、定期的に見直してください。
| 確認内容 | 判断 |
|---|---|
| 実際に読まれているか | 読まれていないなら停止する |
| 内容が用途に合っているか | 合わないなら種類を変える |
| 配信先が正しいか | 異動や退職を反映する |
| 頻度が適切か | 多すぎないか |
1番目は受け取る人に直接聞いてください。「毎月送っているレポートは役に立っていますか」と確認すると、実は読まれていないことが判明する場合があります。
読まれていないレポートを送り続けるより、必要な内容に絞って確実に読まれる方が価値があります。
手動での出力との使い分け
| 場面 | 方法 |
|---|---|
| 定期的な報告 | スケジュール配信 |
| 単発の調査 | 手動で出力 |
| 監査への提出 | 手動で出力し、内容を確認してから提出 |
| 更新計画の検討 | 手動で条件を変えながら出力 |
定型化できるものは自動配信、その都度条件が変わるものは手動、という使い分けになります。