Agentが収集したハードウェア情報を確認します。資産管理、保証照会、更新計画の基礎データになります。手作業の棚卸しを置き換えられる部分です。
収集される項目
Agentが自動で収集し、定期的に更新します。管理者が入力する必要はありません。
| 分類 | 主な項目 |
|---|---|
| 本体 | メーカー、モデル、シリアル番号 |
| CPU | 種類、コア数 |
| メモリー | 搭載容量、スロットの使用状況 |
| ストレージ | 種類、容量、空き容量 |
| ネットワーク | アダプター、MACアドレス、IPアドレス |
| ディスプレイ | 接続されているモニターの情報 |
| BIOS | バージョン、リリース日 |
| OS | エディション、ビルド番号 |
シリアル番号が自動で取れる点が実務では大きな価値です。棚卸しでシールを読み取る作業がなくなります。
デバイス単位での確認
デバイス詳細画面のOverviewとDetailsタブで確認できます。問い合わせ対応中に機種やスペックを確認したい場合はここを見ます。
「動作が遅い」という申告に対して、メモリー搭載量とディスクの空き容量をその場で確認できます。利用者に操作を依頼する必要がありません。
一覧での横断確認とエクスポート
複数デバイスを横断して確認する場合は、デバイス一覧に必要な列を追加します。
実務でよく使う抽出条件は次の通りです。
| 目的 | 抽出条件 |
|---|---|
| 更新対象の洗い出し | メモリー搭載量が基準以下 |
| ディスク逼迫の把握 | 空き容量が一定以下 |
| 機種別の集計 | モデル名で分類 |
| 古い端末の特定 | BIOSのリリース日が古い |
| 資産台帳との突き合わせ | シリアル番号を出力 |
抽出した結果はエクスポートできます。列の表示設定が出力内容に反映されるため、必要な項目を表示してから実行してください。
【運用のポイント】 年度末の更新計画を立てる際、「メモリー8GB以下」「購入から5年経過」といった条件で抽出すると、更新候補のリストがそのまま作れます。従来は台帳を目視で確認していた作業です。
収集のタイミングと更新頻度
情報は定期的に自動収集されます。頻繁に変わる項目ではないため、収集間隔は長めに設定されています。
すぐに最新化したい場合は、デバイス操作からインベントリーの再取得を実行してください。メモリーを増設した直後など、変更を確認したい場合に使います。
Offlineのデバイスは情報が更新されません。表示されているのは最後に接続したときの状態です。長期間Offlineのデバイスの情報を見るときは、この点に注意してください。
保証情報との連携
シリアル番号をもとに、保証期間の情報を取得できます。デバイス詳細画面のWarranty dateに表示されます。
保証切れが近いデバイスを抽出すれば、更新や延長保証の判断材料になります。詳細はソフトウェアライセンスとWarranty Trackingで扱います。
資産管理での活用
Hardware Inventoryだけで資産管理が完結するわけではありません。取得できるのは技術的な情報だけで、次の情報は別途管理が必要です。
| 情報 | 管理方法 |
|---|---|
| 購入日、購入価格 | Custom Fieldsに保持する |
| 資産管理番号 | Custom Fieldsに保持する |
| 利用部署 | Custom Fieldsまたはタグ |
| リース契約の情報 | Custom Fieldsに保持する |
Custom Fieldsを使えば、自動収集された情報と手動管理の情報を同じ画面で扱えます。設定方法はCustom Fieldsの基礎と活用を参照してください。